beacon

[国体少年男子]「奇跡ですね!」交代出場の佐々木が劇的同点弾含む2発で広島県救う!

このエントリーをはてなブックマークに追加

後半アディショナルタイム、広島県MF佐々木が同点ゴール。(写真協力 高校サッカー年鑑)

[10.4 国体少年男子準々決勝 広島県 3-2(延長)新潟県 遠野運動公園陸上競技場]

「彼は前にガンガン行ける。ボールに対して行ける。彼が入って前に行こうとなってくれたと思う」と評した岩成智和監督(広島ユース)が、「(勝負強さについては)ビックリしました」と振り返ったMF佐々木達也(瀬戸内高1年)の2ゴール。0-0の後半11分に投入された際は0-0だったスコアはその10分後には0-2になっていた。だが、瀬戸内高の先輩、コーチングスタッフたちから「やってこい。後悔するな」と送り出されたという佐々木がチームを救う。

 まずは後半23分、ミドルシュートのこぼれ球から最後は佐々木が頭で押し込んで1点差。そして試合終了間際の35分、MF鈴直樹(広島ユース、1年)の右クロスのクリアが小さくなると、佐々木は右足で同点ゴールをねじ込んだ。

 雄叫びを挙げて喜ぶ仲間たちの輪に飲み込まれた佐々木は「神っていますね。ホンマ、奇跡ですね。1点目はみんなが頑張ってこぼれたところを決めただけでした。2点目はクリアがたまたま来たので気持ちで押し込みました。最高でした。2失点目の部分は自分のミスでもあったので、絶対に取り返してやろうと取りに行きました」。その思いが2つのゴールに繋がった。

 次は大阪府との準決勝。「チャンスは有ると思うんでそこで結果を出せるように」と誓った準々決勝突破の立て役者がその推進力とゴールでまたチームに歓喜をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
第71回国民体育大会 「希望郷いわて国体」特集ページ

TOP