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5戦無得点でしたが…京都が3発快勝!! 千葉はPO圏内遠のく

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京都が3-0で千葉に快勝した

[10.8 J2第35節 千葉0-3京都 フクアリ]

 J2は8日、第35節を開催し、フクダ電子アリーナでは勝ち点45で10位のジェフユナイテッド千葉と勝ち点53でプレーオフ圏内となる6位の京都サンガF.C.が対戦。前半に2点を先行した京都が、後半にも1点を加点して3-0の完封勝利を収め、6試合ぶりの白星を獲得した。2連敗を喫した千葉はプレーオフ圏内となる6位京都との勝ち点差を「11」に広げられた。

 ここ3試合勝利のない(2分1敗)千葉は前節群馬戦(●1-2)から先発3人を入れ替えてFWエウトン、MFアランダ、DF阿部翔平を先発起用。一方、ここ5試合、無得点で未勝利(3分2敗)の京都は前節金沢戦(△0-0)から先発6人を入れ替え、FWイ・ヨンジェ、FWダニエル・ロビーニョ、MFアンドレイ、DF内田恭兵、DF高橋祐治、DF本多勇喜がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合をいきなり動かしたのはアウェーの京都だった。前半2分、イ・ヨンジェから右サイドでボールを受けたFWエスクデロ競飛王がグラウンダーのパスを送ると、中央に走り込んだMF堀米勇輝がトラップから左足シュート。ボールはDF丹羽竜平に当たってコースが変わるとゴールマウスに吸い込まれ、スコアは1-0となった。京都にとって6試合ぶりの得点となった。

 さらに前半23分、京都が追加点を奪取する。アランダのヘッドでのバックパスのミスを見逃さなかったイ・ヨンジェが、DF近藤直也の前に走り込んでボールを奪うと、GK佐藤優也までかわして左足で無人のゴールに流し込み、リードを2点差に広げた。

 2-0と京都がリードしたまま後半を迎えると、千葉はMF富澤清太郎に代えてMF井出遥也を投入。しかし、好機を生み出すのは2点をリードする京都だった。後半9分、PA内に進入したエスクデロがシュート、さらに同14分にもドリブルで運んだエスクデロがシュートまで持ち込むも、ともに佐藤優に阻まれてしまった。

 しかし後半18分、PA内でエスクデロがDFイ・ジュヨンのファウルを誘ってPKを獲得すると、これをロビーニョがきっちり沈めてスコアは3-0になった。さらに同22分には堀米がミドルシュートでゴールを脅かしたが、これはクロスバーを叩いて追加点とはいかなかった。

 リードを3点差に広げられた千葉は後半22分に丹羽に代えてDF北爪健吾、同34分にMF菅嶋弘希に代えてFW吉田眞紀人を投入。しかし、最後まで京都守備を崩し切ることができず、逃げ切りに成功した京都が3-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J2]第35節 スコア速報

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