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G大阪が3年連続決勝へ!横浜FMは先制も15年ぶりファイナルならず

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G大阪が3年連続の決勝に進んだ

[10.9 ルヴァン杯準決勝第2戦 横浜FM1-1G大阪 日産ス]

 ルヴァン杯準決勝第2戦が9日に行われ、日産スタジアムで行われた横浜F・マリノスガンバ大阪による一戦は、1-1の引き分けに終わった。ただし、吹田スタジアムでの第1戦をスコアレスで終えていたため、アウェーゴールの差でG大阪が3年連続の決勝戦に駒を進めた。決勝は15日に埼玉スタジアムで行われる。

 5日に吹田スタジアムで行った第1戦は、両GKの奮闘もありスコアレスドロー。場所を日産スタジアムに移した第2戦にすべてを賭けることになった。

 横浜FMはエースのMF中村俊輔がこの日も負傷欠場。第1戦で負傷交代したDF栗原勇蔵も欠場し、代わってDFパク・ジョンスが先発した。対するG大阪は第1戦で休養が与えられていたMF遠藤保仁が先発復帰。FWパトリックに代わってFWアデミウソンが先発で起用された。

 前半最大の見せ場は23分、G大阪はMF井手口陽介が中盤でボールをカットすると素早く前線にロングパス。反応したFWアデミウソンがDF中澤佑二をなぎ倒す強引な突破でゴール前まで運ぶと、GK榎本哲也もかわして無人のゴールに左足シュートを蹴り込む。

 しかしこの場面で横浜FMはパク・ジョンスが懸命のカバーリングを見せる。これが間一髪間に合い、ヘディングでかき出して、先制を許さなかった。ただ横浜FMも攻撃面では大きなチャンスを作ることが出来ず、前半はスコアレスで折り返した。

 後半に入るとようやく試合が動く。11分、右サイドでボールを持ったMF中町公祐のスルーパスでFW伊藤翔がエリア内に侵入。右足を振りぬくと、グラウンダーのシュートが左隅を揺らし、待望の先制点になった。しかし伊藤は直後に足をつってしまったため、FW富樫敬真と交代した。

 ただG大阪も黙ってはいない。DF米倉恒貴のヒールパスでエリア内で前を向いたMF藤本淳吾が横に折り返すと、フリーになっていた遠藤が右足で蹴り込み、あっさり試合を振り出しに戻す。ドローなら勝ちという貴重なアウェーゴールを奪った。

 前に出るしかなくなった横浜FMは、後半25分からMF天野純に代えてMF兵藤慎剛を投入。対するG大阪もアデミウソンに代えてFW長沢駿、藤本に代えてMF大森晃太郎と勝ちに行く、勝負を決める1点を奪いに行った。

 ただし試合はこのままスコアが動かず、1-1で終了。アウェーゴールで上回るG大阪が、15年ぶりの決勝進出を目指した横浜FMの夢を打ち砕いた。決勝は15日。G大阪は3度目のリーグ杯制覇をかける。

(取材・文 児玉幸洋)

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