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[関東]10連勝の明治大、次節で“史上最速V”も!桐蔭横浜大が降格圏へ、熾烈さ増す残留争い:第17節

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順天堂大は後半43分にMF旗手怜央が決めたゴールで2連勝

第90回関東大学リーグ1部


 第90回関東大学リーグ1部の第17節が8日に各地で行われた。明治大は3位の日本体育大に2-1で勝利し、10連勝を達成。次節の慶應義塾大戦で明治大が勝利した場合には、早くも無条件で優勝が決定。引き分け以下だった場合にも、2位の筑波大の結果によっては、優勝が決まる可能性もある。現行リーグ制になっての史上最速優勝が実現する可能性が出てきた。

 首位を独走する明治大が3位・日本体育大との上位対決を制し、強さをみせた。前半38分にMF富田光(2年=中京大中京高)の突破から、MF道渕諒平(4年=仙台ユース)の得点で先制に成功。しかし、1-0で折り返した後半11分、FW太田修介(3年=甲府U-18)にシュートを決められ、1-1に追いつかれた。

 それでも後半18分にMF柴戸海(3年=市立船橋高)のラストパスからMF土居柊太(3年=浜松開誠館高)がネットを揺らした。これが決勝点となり、2-1の勝利。リーグ戦10連勝を飾った。敗れた日本体育大は6戦ぶりの黒星で3位から4位へ後退した。

 2連勝を飾って、2位へ浮上したのは筑波大駒澤大を2-0で下した。後半35分にMF鈴木徳真(2年=前橋育英高)の浮き球からFW北川柊斗(3年=名古屋U18)のヘディングシュートで先制。同39分には北川がこの日2点目を決め、勝利した。上位が取りこぼしたことで、筑波大は4位から2位へ浮上。次節では順天堂大と戦う。

 今季も残るは5試合となり、首位・明治大と2位以下が勝ち点13差に開いたため、次節にも明治大が優勝する可能性が出てきた。条件としては、15日の試合で明治大は慶應義塾大を下せば、無条件で優勝が決定。引き分けに終わった場合も、翌日の試合で筑波大(vs順天堂大)が引き分け以下だと優勝は決まる。

 また明治大、筑波大がともに黒星だった場合も、明治大の優勝は決定。明治大が黒星で、筑波大が引き分け以上だった場合は次節以降に持ち越しとなる。10月15、16日に行われる第18節で優勝が決定した場合は、現行のリーグ制度においての史上最速優勝だ。偉業達成なるか。

 今節では下位チームでも順位の変動が大きくあった。前節で最下位を脱出した国士舘大だったが、慶應義塾大と1-1の引き分けで連勝は2でストップ。最下位へ戻ってしまった。専修大法政大を3-2で下し、最下位を脱出。12位から残留圏の10位へ上げた。

 降格圏に転落したのは桐蔭横浜大順天堂大に0-1で敗れると、リーグ7戦勝ちなし(2分5敗)の3連敗で9位から11位へ転落。今季序盤戦で三度も首位に立ったチームが窮地に立たされている。順天堂大は4連敗からの2連勝で5位へ浮上した。

 流通経済大早稲田大に3-0の完勝で待望の後期リーグ初白星。連敗を3で止めると10位から9位へ上がった。敗れた早稲田大は痛すぎる3連敗。早く勝利が欲しいところだ。

 なお、残留争いもますます熾烈な状況となっている。最下位の12位・国士舘大から7位の駒澤大まで、勝ち点4差に6チーム。駒澤大が勝ち点21、そこから順に早稲田大が同20、流通経済大が同19、専修大が同18、桐蔭横浜大と国士舘大が同17で並ぶ。降格するのは下位2チーム。最後まで厳しくシビアな戦いが続いていきそうだ。

【第17節】(10月8日)
[中銀スタジアム]
慶應義塾大 1-1 国士舘大
[慶]山本哲平(45分+1)
[国]吉田健(89分)

明治大 2-1 日本体育大
[明]道渕諒平(38分=補・富田光)、土居柊太(63分=補・柴戸海)
[日]太田修介(56分)

[筑波大グラウンド]
順天堂大 1-0 桐蔭横浜大
[順]旗手怜央(88分)

筑波大 2-0 駒澤大
[筑]北川柊斗2(70分=補・鈴木徳真、84分=補・三笘薫)

[早稲田大グラウンド]
流経大 3-0 早稲田大
[流]日高大(10分=補・久保和己)、守田英正(28分)、渡邉新太(64分)

法政大 2-3 専修大
[法]柳沢拓希(61分)、鈴木歩(85分=補・川崎雅哉)
[専]三沢直人(45分+1=補・野田卓宏)、下田悠哉(88分=補・中山克広)、中山克広(90分+3分=補・下田悠哉)


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