川崎Fはラスト6分からの2発で広島撃破!!年間首位・浦和を勝ち点1差で追走
[10.22 J1第2ステージ第15節 川崎F2-0広島 等々力]
川崎フロンターレはホームでサンフレッチェ広島と対戦し、2-0で勝った。川崎Fは2試合ぶりの白星を挙げ、第2ステージは残り2試合で首位・浦和と勝ち点6差の2位に浮上。得失点差の関係で逆転は厳しい状況だが、年間順位でも首位・浦和を勝ち点1差でピッタリ追走している。
川崎Fは前節の神戸戦(0-3)を脳震盪の影響で欠場したGK新井章太が2試合ぶりに先発復帰。それ以外は神戸戦と同じメンバーで、FW大久保嘉人とFW小林悠が2トップを組む3-5-2のシステムで臨んだ。
広島はDF千葉和彦、DF水本裕貴が欠場し、3バックは右からDF塩谷司、DF森崎和幸、DF野上結貴の構成。今年7月に横浜FCから完全移籍で加入した野上は移籍後初先発で、J1初先発となった。攻撃陣もMF茶島雄介が負傷離脱したほか、この日はFWピーター・ウタカがベンチスタート。FW皆川佑介の1トップで、シャドーにMFアンデルソン・ロペスとMF柴崎晃誠が入った。[スタメン&布陣はコチラ]
立ち上がりはアウェーの広島が積極的な入りを見せた。前半6分、柴崎の右CKに野上が頭で合わせるが、ゴール上へ。同7分にはMFミキッチの右クロスを皆川が頭でそらし、ゴール前でフリーの柴崎が胸トラップからシュートを狙うが、まさかの空振り。その直後にも高い位置でボールを奪い、MF青山敏弘のスルーパスに柴崎が抜け出したが、左足のシュートはGK新井の好守に阻まれた。
両チームが中盤で積極的なプレッシングを見せ、攻守が目まぐるしく変わる激しい展開となった。なかなか攻撃のリズムをつかめない川崎Fは前半23分、ベンチからの指示でMF中村憲剛とMF大島僚太がポジションチェンジ。中村がボランチに下がり、大島がトップ下にポジションを上げた。同34分には大島の浮き球のパスに大久保が抜け出すが、トラップが大きくなり、シュートを打ち切れない。なかなかフィニッシュまで持ち込めず、前半はスコアレスで折り返した。
後半立ち上がりの5分、広島はロペスの左足ミドルが左ポストを直撃。川崎Fも同11分、MFエドゥアルド・ネットのスルーパスからMFエウシーニョが右サイドのスペースに飛び出し、そのままPA内に切れ込んで右足を振り抜いたが、GK林卓人が弾き出した。広島はこの直後にミキッチを下げ、MF清水航平を投入。清水は左サイドに入り、MF柏好文が右サイドに回った。
広島は後半21分、清水がPA左手前でFKを獲得。ゴールまで約30mの距離があったが、塩谷が直接、右足で低い弾道のシュートを叩き込んだ。ところが、広島の選手がオフサイドポジションでプレーに関与したとしてノーゴールの判定。微妙なジャッジだったが、得点は認められなかった。
川崎Fは後半27分、大島に代えてMF森谷賢太郎を投入。広島も同31分に皆川を下げ、ウタカをピッチに送り込んだ。川崎Fは後半37分からDFエドゥアルドに代わってMF中野嘉大が中盤の左サイドに入り、DF車屋紳太郎が3バックの左に下がった。すると直後の後半39分、波状攻撃から最後はPA手前の森谷が右足でミドルシュート。DFがブラインドになったか、GK林は反応できなかった。
1点を追う展開となった広島は後半42分、最後の交代カードを切り、MF丸谷拓也に代えてFW佐藤寿人を投入。佐藤は直後にウタカのスルーパスに抜け出し、決定的なチャンスを迎えたが、左足のシュートは力なくGKの正面に飛び、同点に追いつくことはできなかった。後半アディショナルタイムのCKのチャンスにはGK林もゴール前に上がったが、そのカウンターから川崎Fは中村がダメ押しの2点目。0-2で敗れた広島は3試合連続の無得点で3連敗となった。
(取材・文 西山紘平)
●[J1]第2ステージ第15節 スコア速報
川崎フロンターレはホームでサンフレッチェ広島と対戦し、2-0で勝った。川崎Fは2試合ぶりの白星を挙げ、第2ステージは残り2試合で首位・浦和と勝ち点6差の2位に浮上。得失点差の関係で逆転は厳しい状況だが、年間順位でも首位・浦和を勝ち点1差でピッタリ追走している。
川崎Fは前節の神戸戦(0-3)を脳震盪の影響で欠場したGK新井章太が2試合ぶりに先発復帰。それ以外は神戸戦と同じメンバーで、FW大久保嘉人とFW小林悠が2トップを組む3-5-2のシステムで臨んだ。
広島はDF千葉和彦、DF水本裕貴が欠場し、3バックは右からDF塩谷司、DF森崎和幸、DF野上結貴の構成。今年7月に横浜FCから完全移籍で加入した野上は移籍後初先発で、J1初先発となった。攻撃陣もMF茶島雄介が負傷離脱したほか、この日はFWピーター・ウタカがベンチスタート。FW皆川佑介の1トップで、シャドーにMFアンデルソン・ロペスとMF柴崎晃誠が入った。[スタメン&布陣はコチラ]
立ち上がりはアウェーの広島が積極的な入りを見せた。前半6分、柴崎の右CKに野上が頭で合わせるが、ゴール上へ。同7分にはMFミキッチの右クロスを皆川が頭でそらし、ゴール前でフリーの柴崎が胸トラップからシュートを狙うが、まさかの空振り。その直後にも高い位置でボールを奪い、MF青山敏弘のスルーパスに柴崎が抜け出したが、左足のシュートはGK新井の好守に阻まれた。
両チームが中盤で積極的なプレッシングを見せ、攻守が目まぐるしく変わる激しい展開となった。なかなか攻撃のリズムをつかめない川崎Fは前半23分、ベンチからの指示でMF中村憲剛とMF大島僚太がポジションチェンジ。中村がボランチに下がり、大島がトップ下にポジションを上げた。同34分には大島の浮き球のパスに大久保が抜け出すが、トラップが大きくなり、シュートを打ち切れない。なかなかフィニッシュまで持ち込めず、前半はスコアレスで折り返した。
後半立ち上がりの5分、広島はロペスの左足ミドルが左ポストを直撃。川崎Fも同11分、MFエドゥアルド・ネットのスルーパスからMFエウシーニョが右サイドのスペースに飛び出し、そのままPA内に切れ込んで右足を振り抜いたが、GK林卓人が弾き出した。広島はこの直後にミキッチを下げ、MF清水航平を投入。清水は左サイドに入り、MF柏好文が右サイドに回った。
広島は後半21分、清水がPA左手前でFKを獲得。ゴールまで約30mの距離があったが、塩谷が直接、右足で低い弾道のシュートを叩き込んだ。ところが、広島の選手がオフサイドポジションでプレーに関与したとしてノーゴールの判定。微妙なジャッジだったが、得点は認められなかった。
川崎Fは後半27分、大島に代えてMF森谷賢太郎を投入。広島も同31分に皆川を下げ、ウタカをピッチに送り込んだ。川崎Fは後半37分からDFエドゥアルドに代わってMF中野嘉大が中盤の左サイドに入り、DF車屋紳太郎が3バックの左に下がった。すると直後の後半39分、波状攻撃から最後はPA手前の森谷が右足でミドルシュート。DFがブラインドになったか、GK林は反応できなかった。
1点を追う展開となった広島は後半42分、最後の交代カードを切り、MF丸谷拓也に代えてFW佐藤寿人を投入。佐藤は直後にウタカのスルーパスに抜け出し、決定的なチャンスを迎えたが、左足のシュートは力なくGKの正面に飛び、同点に追いつくことはできなかった。後半アディショナルタイムのCKのチャンスにはGK林もゴール前に上がったが、そのカウンターから川崎Fは中村がダメ押しの2点目。0-2で敗れた広島は3試合連続の無得点で3連敗となった。
(取材・文 西山紘平)
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