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大宮ついに4位!!ムルジャ「大きな成功」 泉澤「イメージ通りのプレーが出来ている」

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大宮が4位に浮上した

[10.22 J1第2ステージ第15節 大宮3-2湘南 NACK]

 大宮アルディージャがついに年間4位に浮上した。第1ステージを5位で折り返した大宮は、第2ステージは成績こそ7位だが、最近は9戦負けなしと安定した戦いぶりを見せている。この日は2得点を挙げる活躍で勝利に大きく貢献したFWドラガン・ムルジャは「4位というのは大きな成功だと思う」と誇らしげに話した。

 今季の大宮は昨季J2優勝を決めて、2年ぶりにJ1に昇格してきた。かつてはJ2降格を瀬戸際で食い止めることから、「落ちそうで落ちない」「調整力」などと揶揄され、勝負強さからお守りが販売されることもあった。しかし今季の大宮は生まれ変わったような強さで勝ち点を積み上げ、気がつけばクラブ記録を大きく更新し続けている。

 総得点こそ39点と上位チームの中では少ないが、8月以降のリーグ戦では全試合で得点が記録されるなど、安定感が武器。この日は前半36分に相手DFの股を抜くシュートを決めて今季3点目を奪ったMF泉澤仁も「相手の股を通すというイメージだった。あれは練習でもやっていた形。コースというよりも股を通せば入るかなと思った。ここ何試合かは選手同士がイメージ通りのプレーが出来ている。それが点に結びついているのかなと思う」と手ごたえ十分の様子だ。

 リーグ戦は残り2試合。天皇杯も準々決勝に勝ち進んでおり、タイトルの可能性も残している。来季の続投も発表されたばかりの渋谷洋樹監督は、「自力で4位を決められる状況になりましたが、次の試合でどれだけのパワーを掛けられるかが重要。次の試合を非常に大事だととらえて、今年1番の戦いができるように臨みたい」と目線を次戦に向けた。

(取材・文 児玉幸洋)
●[J1]第2ステージ第15節 スコア速報

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