[10.22 J1第1ステージ第15節 柏2-3鳥栖 柏]

　サガン鳥栖が敵地で柏レイソルに3-2で競り勝ち、5試合ぶりの白星を手にした。昨季は柏に対してホームで1-1のドロー、アウェーで3-2の勝利となっていた鳥栖。今季もJ1第1ステージ第5節のベストアメニティスタジアムでの柏戦を1-1の引き分けで終えると、日立柏サッカー場で行われた今節も3-2で勝利し、偶然にも2年連続同じスコアで同カードを1勝1分で勝ち越した。一方、柏はリーグ戦7試合ぶりの黒星を喫し、チャンピオンシップ進出の可能性がついえてしまった。

　序盤は互いにゴールが遠い展開となったが、ハーフタイムが近づいたところで大きく試合が動いた。前半40分、MF鎌田大地が前方のFW豊田陽平に当ててリターンをもらうと、PA手前中央から右足の華麗なワンタッチシュートをゴール右隅に突き刺し、先制点を奪った。

　同アディショナルタイム1分にはGK林彰洋からのロングボールをセンターサークル付近の豊田がヘッドでそらし、続いてFW富山貴光も頭でフリック。右外から走り込んだMF早坂良太がドリブルで運び、早坂の折り返しに反応したPA内中央の富山が左足のダイレクトシュートでネットを揺らした。

　ホームで2点のビハインドを負った柏も後半から反撃を開始。後半21分に右サイドでMF小林祐介の手にボールが当たり、鳥栖の選手たちがハンドをアピールして立ち止まるが、主審はプレーを流す。隙を突いてボールを持ち出したFW田中順也がミドルレンジから左足を振り抜くと、鋭くドロップしたシュートがGK林の手を弾いてゴール左に吸い込まれ、1点差に詰め寄った。

　不運な判定で失点を喫した鳥栖だったが、後半27分に再びGK林のロングキックから追加点を奪う。落下地点に入った豊田がヘッドで前方に流し、マークを振り切って走り込んだ鎌田がPA内左に進入。飛び出したGK中村航輔の動きを見極め、冷静に左足で決めて3-1とした。

　柏は後半アディショナルタイム1分、途中出場のFWクリスティアーノがペナルティーアーク内からワンステップの強烈な右足シュートを叩き込んで再び1点差に迫るが、反撃はここまで。鳥栖が3-2で逃げ切り、敵地で勝ち点3を獲得した。

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●[J1]第2ステージ第15節 スコア速報