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最下位相手にあわや…香川先発のドルトムントは後半ATに追いつく

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後半アディショナルタイムに同点に追いつき、急いで自陣に戻るドルトムントの選手たち

[10.22 ブンデスリーガ第8節 インゴルシュタット3-3ドルトムント]

 ブンデスリーガは22日、第8節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でインゴルシュタットと対戦し、3-3で引き分けた。香川は公式戦2試合連続のスタメンで、ブンデスリーガでは開幕戦以来の先発出場となり、後半28分までプレーした。

 FWピエール・エメリク・オーバメヤンとFWアドリアン・ラモスが2トップを組む4-1-3-2のシステムでスタートしたドルトムントは2列目に右からMFゴンサロ・カストロ、香川、MFウスマン・デンベレと位置。しかし、急造布陣が機能する前にセットプレーから先手を許した。

 インゴルシュタットは前半6分、右後方からのDFマルクス・ズットナーのFKにMFアルモグ・コーエンが左足ボレーで合わせ、先制点。同24分にも同じような位置からズットナーが左足でFKを蹴り込むと、後方から走り込んだFWダリオ・レスカノがヘディングシュートを叩き込み、2-0とリードを広げた。

 前半28分にカストロが右足ミドルを放つも、単発の攻撃で決定的な形をつくれないドルトムントは後半開始からDFパク・チュホに代えてMFクリスティアン・プリシッチを投入。カストロがボランチ、MFユリアン・バイグルがセンターバックに下がり、DFマルク・バルトラが左サイドバックに回った。

 後半14分にはカストロに代わってMFマリオ・ゲッツェが入り、さらに攻撃の姿勢を強めると、その直後にゲッツェ、香川とつないで左サイドに展開。デンベレのクロスをオーバメヤンが頭で流し込み、1点を返した。1分後の後半15分、速攻から3失点目を喫し、1-3と再び2点差に広げられたが、同24分にプリシッチのパスからラモスが決めて2-3と再度、1点差に追い上げた。

 香川は後半28分にDFフェリックス・パスラックと交代。パスラックは左サイドバックに入り、バルトラがセンターバック、バイグルがアンカーに戻って4-3-3にシステムは変化した。同34分、パスラックが強烈なミドルシュートを放つが、GKが横っ飛びでセーブ。同42分にもゴール前でゲッツェが決定機を迎えたが、シュートはGKのビッグセーブに阻まれた。

 それでも後半アディショナルタイム、パスラックの左クロスをDFウカシュ・ピシュチェクがヘディングシュート。これはGKに弾かれたが、こぼれ球をプリシッチが押し込み、ついに3-3の同点に追いついた。開幕から1分6敗の未勝利で最下位に低迷しているインゴルシュタット相手にあわや今季初勝利を献上するところだったが、2点差を追いつき、辛くも引き分けに持ち込んだドルトムント。故障者が続出する中、これで2試合連続ドローで3試合勝ちなし(2分1敗)と、苦しい状況が続いている。

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