beacon

セビージャ、首位アトレティコ撃破も…清武はベンチ外で公式戦7戦出場なし

このエントリーをはてなブックマークに追加

MFステベン・エンゾンジ(右)の決勝点でアトレティコ・マドリーを下したセビージャ

[10.23 リーガ・エスパニョーラ第9節 セビージャ1-0A・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラ第9節3日目が23日に行われ、MF清武弘嗣の所属する3位セビージャが首位アトレティコ・マドリーをホームに迎え、1-0の完封勝利を収めた。ベンチ外となった清武は公式戦7試合連続出場なしと厳しい状況が続いている。

 前半16分に好機を創出したのはアウェーのアトレティコだった。ハーフウェーライン付近でFWアンヘル・コレアがMFビトーロからボールを奪うと、FWケビン・ガメイロ、FWアントワーヌ・グリーズマンとつなぎ、最後はグリエーズマンのスルーパスから抜け出したガメイロが左足シュートで狙うが、GKセルヒオ・リコにストップされた。

 さらに前半39分にはDFディエゴ・ゴディンが前線に送ったボールをガメイロがすらすと、PA内に進入したコレアが決定機を迎えたものの、シュートをジャストミートさせることができずにボールはゴール右に外れてしまった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、立ち上がりにセビージャがゴールを脅かす場面を創出する。しかし後半4分にMFルーカス・バスケス、FWルシアーノ・ビエットとの連続ワンツーからPA内まで持ち込んだMFサミル・ナスリのシュートはポストを叩き、さらに同7分には右サイドのDFマリアーノのクロスから放ったビトーロのシュートが好反応を見せたGKヤン・オブラクに阻まれてしまうなどネットを揺らすには至らず。

 好機を逸したセビージャだったが、後半28分に先制に成功する。スローインに反応したMFステベン・エンゾンジがビエットに預けて一気に前線へと駆け上がると、その動きを見逃さなかったビエットが最終ライン裏に浮き球のパスを送る。ボールを呼び込んで独走したエンゾンジはオブラクとの1対1を冷静に制してネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 後半32分にはMFコケが2度目の警告を受けて退場し、数的優位に立ったセビージャは、その後のアトレティコの反撃を許さずに1-0の完封勝利を収めた。


●欧州組完全ガイド
●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集

TOP