第95回全国高校サッカー選手権埼玉県予選は29日に3回戦が行われ、ベスト8が決定する。10年ぶりの全国大会出場を狙う名門・武南高は大宮東高と対戦。チームリーダーのひとり、DF柳田真志(3年)がチームの変化、選手権への思いなどについて語った。

●武南高DF柳田真志(3年)
―29日に3回戦が行われる
「今のところ、1回戦、2回戦と順調に勝ってきているのでこのままいい感じで行けたらいいですね。練習からみんな気合入っていて、レベルも高くなってきているのでいいと思います」

―いいスタートを切ることができている
「思ったよりもみんなの状態も良くて、気合入っているんだなと思いますね」

―リーグ戦ではいい結果が出ている
「トーナメントではなぜだか分からないですけれども、勝てなくなっている。今のところは調子良く来れているので、このまま続けていきたいですね」

―トーナメントで勝てなかった原因は
「今よりは、選手の勝ちたい気持ちというか、練習のムードが良くなかったことがありますね。一人ひとりの意識が低かったというのがありますね」

―トレーニングもレベルが高く、リーグ戦の結果を見ても優勝する権利を持っているチームだと思うが
「U-16の時に県のリーグ戦で優勝している。その経験が大きくて、今年は一人ひとりが絶対勝てるという自信も持っているので、絶対に勝ちたいですね」

―選手権のトーナメント戦も、県1部のリーグ戦も全国3位の昌平がライバルとなっている
「今年、トーナメントは当たる前に負けてしまっているので、今回は次しっかり勝って、昌平に勝ってそのまま優勝したいですね。(リーグ戦で勝っていることは)自分たちも自信なっている。負ける訳にはいかないと思っていますね」

―今年のチームの自信があるところは
「個人個人の能力が去年から出ている選手もいて高いと思うので、局面を打開する能力があるので、それプラス、チームの連係の力を高めればもっと驚異的になると思います」

―個人としてはどのようなプレーを
「後ろからチーム全体を見て、声かけて、チームがどうすれば良くなっていくか考えてプレーしたい」

―見る側の人には自分のどういうところを特に見てもらいたい?
「競り合いでは絶対に負けないという気持ちがあるので、空中戦とかでは絶対に負けない気持ちが強いです」

―チームリーダーとしても武南を引っ張る
「練習から声出して、チームを盛り上げて、万全の状態で試合に臨めたらいい」

―大山監督に選手権をプレゼントしたいという思いもあると思うが
「選手だけでミーティングを開いて、一人ひとりの思いを聞くことができた。その時にみんな『選手権に出たい』と言っていたので今年は絶対に出たいと思っています。今まで新人戦、関東予選、インターハイと優勝目指してやってきたんですけど、結局ひとつも優勝できなくて、『今回こそ』はという思いが強いですね」

―選手権への意気込みを
「選手権は全国に行けるラストチャンスなので、そのラストチャンスを自分たちの手でしっかりと掴みたいと思います」

(取材・文　吉田太郎)

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