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浦和、武藤弾で第2S制覇!! 年間首位の座を守り最終節へ

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武藤雄樹のゴールで浦和が第2ステージ制覇を決めた

[10.29 J1第2ステージ第16節 磐田0-1浦和 エコパ]

 J1は22日、第2ステージ第16節を開催し、エコパスタジアムでは第2Sわずか1勝で残留争いに巻き込まれているジュビロ磐田と、引き分け以上で第2S制覇、そして勝利すれば他会場の結果次第で年間勝ち点1位が決まる浦和レッズが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半27分にFW武藤雄樹のゴールで先制した浦和が1-0の完封勝利を収めて第2ステージ優勝を決めた。他会場の結果により年間首位は確定しなかったものの、首位の座を守ったまま運命の最終節を迎える。

 ここ5試合未勝利(2分3敗)のホーム磐田は前節名古屋戦(△1-1)から先発1人を入れ替えてDF森下俊を先発起用。一方、5連勝中のアウェー浦和は前節新潟戦(○2-1)から 先発1人を入れ替え、MF柏木陽介がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半5分に好機を生み出したのは浦和だった。最終ラインのDF遠藤航が左サイドに送ったロングボールに反応したMF関根貴大が、敵陣深い位置からグラウンダーのクロスを送る。ゴール前で待ち構えるFW興梠慎三がダイレクトボレーで合わせたものの、ボールはクロスバーを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 その後も浦和がボールを保持する展開となるが、磐田が粘り強く対応。前半17分にはMF高木俊幸のサイドチェンジをMF駒井善成がヘッドで落とし、武藤がダイレクトで合わせるが枠を捉え切れず。さらに同23分には武藤とのパス交換でPA内に進入した柏木が狙うも、ボールはゴール右へと外れた。一方の磐田はミドルレンジからシュートを狙う場面を作り出すが枠を 捉えることができず、なかなか好機を創出できない。

 その後も攻勢を掛ける浦和は前半26分、駒井が高い位置でボールを奪うと、興梠、高木とつなぎ、前線まで運んだ高木が右足シュートを枠内に飛ばしたがGKカミンスキーに弾き出されてしまう。さらに同32分には柏木が直接狙ったFKがポストを叩くなど、前半は浦和が一方的に押し込む展開となったが磐田ゴールをこじ開けることができずに前半終了のホイッスルが吹かれた。

 0-0のまま後半を迎えると、後半2分にFWジェイが右足シュートでゴールを脅かすがボールは枠を捉え切れず。同10分には高木のクロスから興梠がヘディングシュートを放つがカミンスキーの守備範囲に飛んでしまうなど、両チームともに得点 を奪うは至らない。

 後半21分に磐田ベンチが動き、MFアダイウトンに代わってFW齊藤和樹が投入される。すると同23分には浦和ベンチも動き、高木に代わってFW李忠成がピッチに送り込まれた。すると同27分に浦和がついに先制に成功する。右サイドを突破した駒井が送ったクロスを武藤がヘディングで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 その後も好機を生み出す浦和だったが、後半32分に武藤、同35分にFWズラタンが迎えた1対1がカミンスキーに阻まれるなど追加点は生まれず。しかし、磐田の反撃を許さずに逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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