[10.29 J2第38節 群馬0-4清水 正田スタ]

　清水エスパルスが敵地でザスパクサツ群馬に4-0で大勝した。清水は5連勝で勝ち点を72に伸ばし、暫定で2位に浮上した。群馬は2連敗。

　清水が昇格を争うライバルたちにプレッシャーをかけた。開始4分にFW大前元紀の4試合連続弾となる華麗なボレーシュートで先制すると、同11分にはCKの流れからFW鄭大世がオーバーヘッドのようなシュートで押し込み、こちらも4試合連続ゴールを記録。清水の誇る2トップが早々に4戦連続アベック弾を完成させる。

　前半のうちに群馬にチャンスを作られる場面もあったが無失点で耐えると、後半24分、CKのこぼれ球を鄭大世が押し込んでこの日2点目。同35分には浮き球パスをエリア内で受けたMF金子翔太のラストパスをFW北川航也が流し込むと、守っても4試合連続の完封で5連勝を決めた。

　勝ち点を72に伸ばした清水は、30日に試合を残す松本山雅FC(vs山形)に並び、暫定で2位に浮上。同じく自動昇格圏内を争うセレッソ大阪(vs水戸)にもプレッシャーをかける勝利になった。完封勝利を評価し、チームメートのおかげで点が取れていると感謝した鄭大世は、「明日試合をするC大阪や松本が嫌なプレッシャーを感じながら試合をしなければならないのは、僕らにとってはいいことだと思います」と勝利を喜んだ。

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●[J2]第38節1日目 スコア速報