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香川、ルールダービー3戦連発ならず…ドルトムントは3戦連続ドローで4戦勝ちなし

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ルールダービーに先発したMF香川真司

[10.29 ブンデスリーガ第9節 ドルトムント0-0シャルケ]

 ブンデスリーガは29日、第9節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでDF内田篤人所属のシャルケと対戦し、0-0で引き分けた。公式戦2試合ぶりの先発となった香川はリーグ戦2試合連続の先発出場。ルールダービー3戦連発の期待も懸かったが、無得点のまま後半34分に交代した。負傷離脱中の内田は欠場している。

 MFユリアン・バイグルをアンカーに置き、香川とMFマリオ・ゲッツェがインサイドハーフを務める4-3-3でスタートしたドルトムント。一方のシャルケは3-5-2のシステムを採用し、中盤での激しいせめぎ合いが続いた。前半7分にはMFヨハネス・ガイスと競り合った香川が肘を使ったとしてイエローカードを受ける。ボールポゼッションでは上回るもシャルケの堅い守りを崩せないドルトムント。シュートを1本も打てないまま、前半の45分間を終えた。

 スコアレスで折り返した後半、試合は徐々に激しさを増す。後半4分、シャルケはロングフィードに反応したMFセアト・コラジナクがフィニッシュまで持ち込むが、左足のシュートはGKロマン・ビュルキに阻まれた。ドルトムントも同8分、香川が右サイドのDFウカシュ・ピシュチェクに展開。ピシュチェクのクロスをMFクリスティアン・プリシッチが頭でそらし、ファーサイドのMFウスマン・デンベレが左足でシュートを打ったが、惜しくもクロスバーを直撃した。

 ドルトムントは後半26分、DFフェリックス・パスラックに代えて故障明けのDFラファエル・ゲレイロを投入し、そのまま左サイドバックに入る。同28分には左サイドでパスを受けたゲッツェがデンベレとのワンツーでゴール前に切れ込んだが、シュートは至近距離でGKラルフ・フェーマンの好セーブに遭った。

 後半34分には香川に代わって故障から7試合ぶりに復帰したMFアンドレ・シュールレがピッチに入る。デンベレがインサイドハーフに下がり、シュールレは左ワイドに位置した。同42分、最後の交代枠でデンベレを下げ、MFセバスティアン・ローデを投入。ローデは左サイドバックに入り、ゲレイロが左インサイドハーフにポジションを上げた。

 目まぐるしく選手の配置を入れ替え、1点を目指したドルトムントだが、最後までゴールをこじ開けることはできず、試合は0-0のままタイムアップ。これでリーグ戦は3試合連続ドローに終わり、4試合勝ちなし(3分1敗)となった。一方のシャルケは敵地で勝ち点1を獲得。開幕5連敗から4戦負けなし(2勝2分)と持ち直している。

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