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ライバルが続々復帰もアピールできず…香川「点が入る気はしなかった」

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MF香川真司は後半34分に負傷明けのMFアンドレ・シュールレと交代した

[10.29 ブンデスリーガ第9節 ドルトムント0-0シャルケ]

 ブンデスリーガは29日、第9節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでシャルケと対戦し、0-0で引き分けた。公式戦2試合ぶりの先発となった香川だが、得点に絡めず後半34分に交代した。

「勝たないといけなかったけど、攻撃の形を全然つくれなかった。難しい試合というか、点が入る気はしなかった」。そう率直に試合を振り返った香川。実際、前半はチームとしてシュートを1本も打てずに終わった。

 後半8分には香川が右サイドのDFウカシュ・ピシュチェクに展開。ピシュチェクのクロスをMFクリスティアン・プリシッチが頭でそらし、ファーサイドのMFウスマン・デンベレが左足で狙ったが、惜しくもクロスバーを直撃した。

 決定的な場面だったが、チャンスらしいチャンスはこれぐらい。ボールポゼッションでは上回るも、最後までシャルケ守備陣をこじ開けられなかった。「(ボールの)取られ方も悪かったし、みんなが連動できていないというか、今は攻撃が全部、単発単発で終わっている」。途中交代した香川は悔しさをにじませる。

「孤立する場面もあるし、コンビネーションもなかなか生まれてこない。攻撃はスムーズにいってないかなとは思う」。リーグ戦は2試合連続の先発出場となったが、またしてもアピールできなかった。チームも無得点で3試合連続ドローに終わり、4試合勝ちなし(3分1敗)。この日、DFラファエル・ゲレイロ、MFアンドレ・シュールレといった“ライバル”たちが故障から復帰し、香川にとってはさらに厳しい状況が待っていそうだ。

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