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甲府、J1残留決定も敗戦で笑顔なし…鳥栖は金民友のリーグ最終戦を白星で飾る

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[11.3 J1第2ステージ第17節 甲府0-1鳥栖 中銀スタ]

 J1リーグは3日、第2ステージ第17節を全国各地で行った。ヴァンフォーレ甲府はホームでサガン鳥栖と対戦し、0-1で敗れた。それでも他会場の結果から、甲府のJ1残留が決定した。

 前節・湘南戦(0-1)を落とし、J1残留は最終節に持ち越された甲府。勝利すれば他会場の結果次第に関係なく、4年連続のJ1残留が決まる。甲府は前半8分に右サイドでFKを獲得すると、DF山本英臣が鋭いボールを入れる。さらに直後に山本が左サイドからインスイングのクロスを送ると、ファーサイドにFWダヴィが飛び込むも、わずかに合わなかった。それでも、ホームの声援を受けて気持ちの入った攻撃を展開していった。

 一方、今季限りで退団するMF金民友のリーグ最終戦となる鳥栖は、FW豊田陽平を中心に甲府ゴールに迫る。前半22分、味方とのワンツーで右サイドを突破したDFキム・ミンヒョクの折り返しを豊田が右足シュート。同35分には、金民友が左に展開し、DF三丸拡が地を這うような左足ミドルを放つなど両サイドバックも高い位置から攻め込んだ。さらに同37分にはMF鎌田大地の左足ミドルからゴールネットが揺れたが、オフサイドの位置にいた豊田に当たったとして、得点は認められなかった。

 勝ってJ1残留を決め、ホーム最終戦を終えたい甲府は、後半21分に決定機。ディフェンスラインの裏にFW田中佑昌が抜け出してGK林彰洋をかわす。しかし、田中がPA右から放ったシュートは枠をとらえらず、チャンスを逃した。同25分には、怪我が心配されたFWドゥドゥをピッチに送り込み、攻勢を強めた。

 鳥栖は後半27分、金民友のパスを受けた鎌田が味方の動きをおとりにPA手前から右足ミドルシュートを放つ。これはわずかに枠を外れたが、同31分に均衡を破った。左サイドの三丸がシンプルにクロスを入れると、GK河田晃兵がまさかのキャッチミス。こぼれたボールを豊田が難なく右足で無人のゴールに押し込み、スコアを1-0と動かした。

 1点ビハインドの甲府は最後まであきらめず、自力残留を目指したが1点が遠く、0-1のままタイムアップ。それでも、15位・新潟と16位・名古屋が敗れたため、第1ステージは17位に終わった甲府のJ1残留が決定した。

●[J1]第2ステージ第17節 スコア速報

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