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上田が鮮やか決勝FK! 磐田は第2ステージわずか2勝もJ1残留が決定

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[11.3 J1第2ステージ第17節 仙台0-1磐田 ユアスタ]

 J1リーグは3日、第2ステージ第17節を全国各地で行った。ジュビロ磐田は敵地でベガルタ仙台と対戦し、1-0で勝利した。これにより、磐田のJ1残留が決定した。

 年間勝ち点33の13位・磐田は、降格圏の16位・名古屋との差は『3』と、残留争いを演じる4クラブの中で優位な位置に立つ。引き分け以上で自力残留を決めることができる磐田は、強い気持ちを持って試合に入ると、開始早々に先制点を挙げる。前半4分、ゴール正面やや右でFKを獲得と、MF上田康太が助走から左足を振り抜く。カーブを描いたシュートが壁を越えてゴール右隅に突き刺さり、スコアを1-0とした。

 対する仙台は、今季限りで退団が決まっているFWウイルソンは欠場となったが、5シーズンもの間チームに貢献したウイルソンを勝利で送り出したいところ。開始早々に先制を許し、苦しい試合運びとなったが、前半終了間際のアディショナルタイム1分に、右サイド深くからFWハモン・ロペスが右足で鋭いクロスを入れると、FW野沢拓也がしっかり右足で合わせたが、GKカミンスキーのファインセーブに阻まれ、前半のうちに追いつくことはできなかった。

 後半も契約満了のウイルソンへの惜別と、降格回避への想いが激しくぶつかり合う。仙台は後半10分、右サイドのハモン・ロペスのパスを敵陣中央で受けたMF梁勇基がドリブルから右足を振り抜くもゴール右に外れる。磐田も同16分、右サイド深くでFWジェイが後方に落とし、MF太田吉彰がクロスを供給。PA中央でMFアダイウトンが渾身のヘディングシュートを放つもGK関憲太郎にキャッチされた。

 仙台は後半22分に2枚替え。梁勇基とMF奥埜博亮を下げて、MFパブロ・ジオゴとFW西村拓真をピッチに送り込む。同26分には、ハモン・ロペスが右サイドから中央に折り返すと、PA手前のジオゴがPA左にはたき、フリーの西村が右足シュート。ゴール右隅を狙ったが、わずかに枠を外れ、ゴール右にボールは転がっていった。

 磐田は最後まで追加点を狙い行く。後半33分、MF宮崎智彦のパスを中央で受けた太田が強烈な右足ミドルを放つもGK関がファインセーブ。それでも上田の1点を守り抜いた磐田が、第2ステージの2勝目で自力でJ1残留を決めた。

●[J1]第2ステージ第17節 スコア速報

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