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[EL]久保の連続ゴールは3試合でストップ…ヤングボーイズは敵地でアポエルに完封負け

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公式戦の連続ゴールが3試合で止まったFW久保裕也

[11.3 グループリーグ第4節 アポエル1-0ヤングボーイズ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は3日、グループリーグ第4節を行い、FW久保裕也の所属するヤングボーイズ(スイス)は敵地でアポエル(キプロス)と対戦し、0-1で敗れた。グループ首位のアポエルは3勝1敗で勝ち点を9に伸ばし、3位のヤングボーイズは1勝1分2敗で勝ち点4のまま。久保は公式戦10試合連続のスタメン出場を果たし、後半35分までプレーしたが、連続ゴールは3試合で止まった。

 4-4-2の2トップの一角で先発した久保。アウェーのヤングボーイズは人工芝のピッチに慣れない序盤に何度かアポエルにゴールを脅かされたが、前半6分に最初のチャンスを迎える。右CKにFWギヨーム・オアロがヘッドで合わせ、相手GKがキャッチし損ねたところに久保が詰めるも、間に合わずにボールをつかみ直された。

 前半27分、今度は左CKを獲得すると、久保が再び相手GKの近くにポジションを取る。クロスはキャッチされたが、相手GKはその直前に目の前を動き回る久保にイラついたのか、両手で久保を押しのけており、主審のホイッスル。しかし、注意だけに終わった。

 ホームで先制したいアポエルは前半30分、左クロスにニアのFWピエロス・ソティリウが回し蹴りのような形で合わせるが、シュートは左ポストを直撃。同36分にはヤングボーイズDFカシム・ヌフの頭でのバックパスをMFギオルゴス・エフレムが先読みして奪い、PA内右で一度ゴールの位置を確認した上で右足を強振するも、枠の右に外してしまった。

 スコアレスで前半を折り返すと、ヤングボーイズは後半開始直後にチャンスを作り出す。久保を起点とした攻撃から左サイドバックのDFヤン・レツヤクスが縦に突破。PA手前左のマイナスの位置でフリーの久保がパスを要求したが、レツヤクスがそのままシュートを放ち、ゴール右に外れた。

 その後は再びホームのアポエルに攻め込まれる時間が続いたヤングボーイズ。後半18分にはアポエルのエフレムがPA内左に抜け出し、戻ったDFをかわしてGKとの1対1を迎えるが、右足のシュートはブロックされた。

 試合が動くキッカケとなったのは後半22分だった。2分前に投入されていたヤングボーイズDFケビン・ムバブが、危険なタックルで一発退場。その混乱が静まらずにいた同24分にアポエルが先制ゴールを奪った。

 左サイド後方のDFロベルト・ラゴからのクロスをPA内中央のソティリウがジャンプして収めると、反転で一気に2人のマークを振りほどき、左足でシュート。これが飛び出したGKの左横を抜き、ネットを揺らした。

 数的不利のヤングボーイズは後半30分、PA内左でボールを持った久保が囲まれながらも左足で強引にシュート。相手に当たって左CKになると、クロスにゴール前の久保が下がりながら頭で合わせるが、ヘディングシュートは枠の左に外れた。

 久保は後半35分にFWミヒャエル・フライと交代。スコアはそれ以上動かず、ヤングボーイズは敵地で0-1の完封負けを喫した。

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