beacon

[EL]ザルツブルクが20歳の韓国代表FW2発で決勝T進出に望みをつなぐ 南野は出番なし

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.3 ELグループリーグ第4節 ニース0-2ザルツブルク]

 ヨーロッパリーグ(EL)は3日、グループリーグ第4節を行い、FW南野拓実の所属するザルツブルク(オーストリア)は敵地でニース(フランス)と対戦し、2ー0で勝利した。ザルツブルクは今大会初勝利でニースと勝ち点3で並び、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。ベンチスタートとなった南野は最後まで出番がなかった。

 負ければグループリーグ敗退となるザルツブルクは高い位置から猛然とプレッシングをかけ、流れを引き寄せる。前半12分、ボールホルダーを粘り強く追ったMFバレンティーノ・ラザロがPA内でボールを奪い、マイナスのクロス。後方から走り込んだFWフレデリク・グルブランドセンが右足でシュートを打ったが、GKにセーブされた。

 ニースもFWマリオ・バロテッリの個人技からチャンスをつくる。前半20分、DFリカルドからパスを受けたバロテッリは約30mの距離からミドルを狙うが、シュートは枠内には飛ばなかった。前半30分にはPA左でファウルを獲得し、自らFKのキッカーを務めたが、キックはDFにクリアされた。

 スコアレスで前半を折り返すと、後半16分にはバロテッリが自ら獲得したFKを直接狙うが、GKにキャッチされた。ニースの攻撃の時間帯をしのいだザルツブルクは後半19分、途中交代のFWファン・ヒチャンがMFバンサン・コジエッロに倒され、PA手前でFKを獲得。キッカーのFWムナス・ダブールが直接狙った左足シュートはクロスバーに当たり、ゴール上へ外れた。

 攻勢に出るザルツブルクは迎えた後半27分、自陣でプレッシャーをかけてMFウィラン・シプリアンからボールをカットしたDFアンドレアス・ウルマーが縦パスを送り、ファン・ヒチャンがワンタッチで左に展開して駆け上がる。ダブールが左サイドから中央に折り返すと、待ち受けたヒチャンがヘディングシュート。これがゴールに突き刺さり、先制点を奪った。

 その1分後となる後半28分にもスローインから追加点。MFヨシップ・ラドシェビッチが前線に浮き球のクロスを送り、ファン・ヒチャンが胸トラップから左足シュートを叩き込んだ。20歳の韓国代表FWの連続ゴールでザルツブルクが2ー0で勝利。決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

●欧州組完全ガイド
●EL16-17特集

TOP