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[関東]早大&国士大が2部降格、明大に4発勝利の法大がインカレPO圏の7位以内確定!:第21節

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ディサロの2発などで法政大が4発勝利、7位以内を確定させた

第90回関東大学リーグ1部


 第90回関東大学サッカーリーグ1部の第21節が5、6日に各地で行われた。今節では早稲田大国士舘大の2部降格が決定。法政大が全日本大学選手権(インカレ)プレーオフ権を持つ7位以内を確定させた。インカレ出場のラスト“3枠”を巡る戦いは、最終節まで持ち越されている。

 早稲田大桐蔭横浜大と対戦。2点を先取するも、後半の3失点で2-3の敗戦。昨季王者だったが今季はここまで5勝5分11敗と苦しみ、最後は7連敗で12年ぶりの2部降格となってしまった。

 国士舘大駒澤大と1-1で引き分け。前日行われた試合で残留圏の10位・桐蔭横浜大が勝ち点25に伸ばしていたため、勝ち点20の国士舘大はラスト2節で連勝するしかない状況だったが、敗戦を喫した。

 前半19分にMF本間達耶(3年=遠野高)のヘディングシュートで先制したが、後半終了間際の45分に痛恨の失点。1-1のドローで勝ち点1を手にするに留まり、43年ぶりの降格が決まった。

 2位の筑波大は6位・慶應義塾大と対戦。前半8分、37分に失点を喫したが、前半アディショナルタイム3分に1点を返し、1-2で前半を折り返す。後半にはFW中野誠也(3年=磐田U-18)の2得点などで一気に3発を奪取。4-2の逆転勝利を飾った。

 また3位の日本体育大専修大に2-3の敗戦。0-3から意地をみせ、2点を返したが、あと1点が及ばなかった。これにより、2位・筑波大と3位・日本体育大の差は、勝ち点3差に広がった。今季1試合を残すが、筑波大は日本体育大を得失点15差で上回っており、2位はほぼ確定している状況となっている。

 6戦ぶりの勝利を手にしたのは法政大。FWディサロ燦シルヴァーノ(2年=三菱養和SCユース)の2得点などで、明治大に4-1で勝利した。勝ち点3を手にすると、5位から4位へ上げ、インカレPO権を持つ7位以内を確定させた。明治大は優勝決定後、3戦勝ちなし(1分2敗)。最終節は勝利で締めたいところだ。

 8位の流通経済大は4位・順天堂大に2-0の完封勝利で今季2度目の2連勝。インカレ圏外の8位から、ここへ来て今季最高となる6位へ順位を上げた。順天堂大は2連敗で5位後退。勝利すれば7位以内を確定させられるところだったが、下との差を詰められた。
 
 今節の結果によって、既に優勝している明治大に加え、筑波大日本体育大の6位以内が確定し、インカレへのストレートインが決定。また法政大はPO権を持つ7位以内を確定させた。

 残る全国切符はPO枠も含めて“3つ”。最終節では勝ち点29の順天堂大、同28の流通経済大駒澤大が自力で決められるが、同27の慶應義塾大専修大、同25の桐蔭横浜大は他力で可能性を残す。

 最終節は明治大vs筑波大のみが13日の開催。残るは12日の15時から同時刻開催となる。逃げ切りたい順天堂大は、既に7位以内を決めている法政大と対戦。流通経済大は日本体育大と、駒澤大は2部降格の早稲田大と戦う。

 また、慶應義塾大は桐蔭横浜大と互いに勝つしかない一戦を迎え、専修大は2部降格の国士舘大と戦う。最後の最後までもつれ込んだ2016シーズン。全国行きをつかむのはどこの大学になるか。

結果は以下のとおり 

【第21節】(11月5日)
[BMWスタジアム平塚]
日本体育大 2-3 専修大
[日]渡辺龍(84分)、高井和馬(89分=補・高野遼)
[専]三沢直人(45分+1=補・中山克広)、飯田貴敬(67分)、柳育崇(74分=補・中山克広)

桐蔭横浜大 3-2 早稲田大
[桐]杉山雄太(47分)、今関耕平(58分=補・鈴木国友)、鈴木国友(68分=補・浅沼大和)
[早]小林大地(31分=補・相馬勇紀)、中山雄希(40分=補・小林大地)

[フクダ電子アリーナ]
順天堂大 0-2 流経大
[流]本村武揚(59分=補・小池裕太)、吉森恭兵(80分=補・森永卓)

筑波大 4-2 慶應義塾大
[筑]長澤皓祐(45分+3)、西澤健太(63分)、中野誠也2(68分=補・三笘薫、73分=補・北川柊斗)
[慶]山本哲平(8分=補・渡辺夏彦)、豊川功治(37分=補・井上大)

(11月6日)
[味の素スタジアム西競技場]
駒澤大 1-1 国士舘大
[駒]伊勢渉(90分=補・大谷真史)
[国]本間達耶(19分=補・信末悠汰)

明治大 1-4 法政大
[明]小出悠太(69分=補・中川諒真)
[法]黒崎隼人(3分)、ディサロ燦シルヴァーノ2(15分、70分=補・青柳燎汰)、山田将之(36分=PK)


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