[11.11 W杯欧州予選 イングランド3-0スコットランド]

　W杯欧州予選は11日、第4節1日目を行った。ウェンブリー・スタジアムではイングランド代表とスコットランド代表が対戦し、英国ダービーは3-0でイングランドが勝利した。

　試合は、ホームのイングランドがFWウェイン・ルーニーを中心にポゼッションを高めていくも、自陣深くに下がったスコットランドの守備をなかなか崩せないでいた。それでも、多彩な攻撃を仕掛けるイングランドが待望の先制に成功する。前半23分、右サイドを攻め上がったDFカイル・ウォーカーのライナー性のクロスをニアサイドでFWダニエル・スターリッジがダイビングヘッドで合わせ、先制のゴールネットを揺らした。

　先手を取ったイングランドだが、スコットランドも反撃に出る。前半27分に右CKからフリーでDFグラント・ハンリー がヘディンシュート。同33分にはMFダレン・フレッチャーが右足ミドルシュートを浴びせる。前半はポゼッション率わずか30%にとどまったが、後半立ち上がりにも後半3分にFWジェームズ・フォレスト、4分にMFロバート・スノッドグラス と立て続けにイングランドゴールに迫ったが、同点ゴールを奪えなかった。

　すると、後半5分にイングランドがショートカウンターから追加点を挙げる。スターリングとの連携から左サイドをオーバーラップしたDFダニー・ローズのクロスをMFアダム・ララーナが頭で合わせ、ゴール右隅に流し込んだ。さらにイングランドは同16分、ルーニーの左CKからニアサイドのDFガリー・ケーヒルがヘディングで合わせ、3-0と一気にリードを広げた。

　ヘディングだけで3得点を奪ったイングランドは、余裕の試合運びで一矢報いろうと焦るスコットランドにチャンスを与えない。後半30分にはスターリッジを下げて、FWジェイミー・バーディを送り出し、前線からの守備を強化した。試合はイングランドが危なげなく3-0で勝利。盤石の勝利を収め、グループFの首位をキープした。

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