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札幌5年ぶりJ1昇格王手!敵地で千葉に劇的逆転勝利!!

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後半26分に同点弾を決めた札幌FW都倉賢

[11.12 J2第41節 千葉1-2札幌 フクアリ]

 J2首位の北海道コンサドーレ札幌は敵地でジェフユナイテッド千葉と対戦し、2-1で勝利した。勝ち点を84に伸ばした札幌は、今節にも自動昇格を決める。

 J2は今節を合わせて残り2節。J1自動昇格となる2枠を巡る争いは、3チームに絞られている。現在首位に立ち、最も有利な立場にある札幌だが、ここ4戦で3敗を喫するなど不振にあえいでいる。前節の徳島戦を落としたことで、最大9差あった2位松本についに勝ち点で並ばれてしまった。3位清水との勝ち点差も3。千葉に勝てば今日にも昇格を決めることになるが、一転敗れれば、PO圏内へ陥落の危機にある。

 5年ぶりのJ1昇格を後押ししようと、敵地フクダ電子アリーナには多くの札幌サポーターが詰めかけた。通常のアウェー席のチケットが完売したことでホームスタンド側まで拡張され席も赤と黒のストライプ柄の戦闘服に身を包んだサポーターで埋め尽くされていた。観衆は10月16日の松本戦(1万2732人)に迫る今季3番目の1万2726人を数えた。(1位は5月15日の熊本戦の1万4163人)

 ただ札幌は苦手の敵地戦でこの日も苦戦を強いられる。札幌は現在、8月11日の横浜FC戦以降、敵地戦は7戦勝ちなしの2連敗中。つまり、7月31日の山口戦以来勝利がないのだ。そしてこの試合でも前半31分にMF井出遥也にミドルシュートを許すと、GKがはじいたこぼれ球を詰めていたFW町田也真人に蹴り込まれ、あっさり先制を許してしまう。

 落ち着いて反撃の機会を伺おうとする札幌だが、攻撃が上手くかみ合わない。6試合ぶりにベンチ入りしたMF小野伸二も腰を浮かせて前のめりになりながら戦況を見守るが、ゴールが遠い。前半37分にはDF福森晃斗のFKをMF宮澤裕樹が頭で合わせて同点ゴールを決めた…かに思われたが、オフサイド判定で取り消された。

 後半に入ると同時に札幌はMF上里一将に代えてFW内村圭宏を投入。攻撃の意識を高めて、まずは同点ゴールを奪いに行く。しかし5分にFW都倉賢が右サイドを突破して打った右足シュートはGKに防がれる。同14分にはMF石井謙伍が右サイドからクロスを上げるが、都倉は頭に当てるのが精一杯で、ボールが枠内に飛ぶことはなかった。

 千葉が1点をリードしたまま、時間は経過する。後半21分には札幌のFWジュリーニョがゴール前で倒れるが、シミュレーションと判定されてしまう。イエローカードを貰ったジュリーニョは、累積で最終節の出場停止が決定した。

 後半24分に井出に許したミドルはポストに救われた札幌。すると同26分、ついに同点弾が生まれる。右サイドで得たFKを福森が蹴り入れると、ニアに走り込んだ都倉が頭で合わせる。大挙する札幌サポーターの目の前で決まったゴールとあって、アウェーゴール裏のボルテージは最高潮に達した。

 そして後半アディショナルタイム5分、ついにその時は来た。札幌はゴール前に入ったロングボールに対し、内村が相手DFを背負いながらもダイレクトで右足を振りぬく。これがゴール左隅を捕らえ、札幌に劇的な逆転勝利をもたらした。

 勝ち点を84に伸ばした札幌は、15時開始の試合で3位の清水(vs岡山)が引き分け以下に終われば、5年ぶりのJ1昇格を決める。

(取材・文 児玉幸洋)
●[J2]第41節 スコア速報

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