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[関西]米原主将が先制ヘッド、好調ルーキーMF山本1G2A!関学大は阪南大に4発勝利、2位フィニッシュ

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2位でフィニッシュした関西学院大

[11.13 第94回関西学生サッカーリーグ後期第11節 阪南大1-4関西学院大 ヤンマースタジアム]

 第94回関西学生サッカーリーグの最終節・後期第11節の2日目が13日に行われた。ヤンマースタジアム長居の第2試合では関西学院大が既に優勝を決めている阪南大に4-1で勝利した。引き分け以下だった場合に3位へ後退する可能性もあったが、2位を守った。優勝を決めている阪南大だが、2戦7失点の2連敗でリーグを終えている。

 この結果により、今季の関西学生リーグの最終順位が確定。1位阪南大、2位関西学院大、3位大阪体育大、4位関西大となった。上位4校は関西代表として12月に関東近郊で行われる全日本大学選手権(インカレ)へ出場する。

 阪南大はMF脇坂泰斗(3年=川崎F U-18)が累積警告により出場停止。MF外山凌(4年=前橋育英高)が先発起用された。またGK黒木優佑(4年=奈良育英高)が後期第3節・京都産業大戦以来、8戦ぶりにゴールマウスを守った。

 直近2試合で勝ちのない(1分1敗)の関西学院大は、GK上田智輝(3年=京都U-18)とFW出岡大輝(4年=G大阪ユース)が累積警告による出場停止から復帰し、2戦ぶりに先発。またDF高尾瑠(2年=名古屋U18)は前節に続いてベンチ外。左SBではDF藤田大輝(2年=西宮高)が先発した。

 前期の対戦時には阪南大が3-0で快勝していたが、この日は関西学院大が終始リードした。開始約1分、関西学院大が先制に成功。MF塩谷知哉(4年=広島観音高)の仕掛けでCKを得ると、前節で2アシストしているルーキーが魅せる。MF山本悠樹(1年=草津東)のCKから主将のDF米原祐(4年=作陽高)が頭で決めた。1-0と先制に成功する。

 その後もFW山口一真(3年=山梨学院)やFW草野侑己(2年=JFAアカデミー福島)ら強力な攻撃陣を擁する阪南大を寄せ付けず。1-0で前半を折り返した。

 後半に入っても攻め手を緩めない関西学院大。後半7分、MF森俊介(4年=東山高)の仕掛けで右CKを得る。出岡が正面へ蹴り込み、ニアサイドの味方2枚がスルーする。伸びたボールをPA正面左で待ち構えていた山本がシュート。クロスバーの内側を叩き、ゴールインした。2-0と差を広げた。

 流れを変えたい阪南大は後半20分に外山に代わり、FW前田央樹(4年=福岡U-18)。同25分にはFW山崎康太(4年=東福岡高)に代え、DF吹ヶ徳喜(1年=名古屋U18)を入れる。

 すると後半24分、阪南大がようやくゴールネットを揺らした。左サイドからドリブルで持ち上がった草野が自らシュート。対角線に豪快に突き刺し、1-2に迫った。

 しかし関西学院大は慌てない。淡々とボールをつなぎ、堅実にゴールを目指した。すると後半28分、山本のアシストから出岡がゴール。再び2点差にする。直後にMF武田侑也(4年=野洲高)に代わり、MF宮村哲朗(4年=神戸U-18)を入れた。

 後半32分には森に代わり、MF魚里直哉(3年=C大阪U-18)を入れる。すると直後の同33分に魚里のアシストからゴール前の塩谷が冷静に決めた。関西学院大が4-1に引き離す。

 3点差となり、必死に攻める阪南大。セットプレーで押し込んだが、2点目が遠い。ゴール前のこぼれを山口が拾うも、最後はDF小川原一輝(3年=関西学院)にクリアされた。DF田渕大貴(4年=大阪桐蔭高)に代わって入ったMF江坂巧(4年=神戸弘陵高)も好機に絡めず。

 4-1で試合は終了。関西学院大が今季リーグ最終戦を勝利で飾り、2位を死守した。

(取材・文 片岡涼)
●第94回関西学生リーグ特集

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