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町田入りの立命館大DF大田隼輔主将「僕に合っていた」、走力武器にJの舞台へ

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町田へ来季加入内定の立命館大DF大田

[11.13 第94回関西学生サッカーリーグ後期第11節 立命館大1-2大阪体育大 ヤンマー]

 頼れる主将は、Jリーガーとしての道を歩み出す。来季のFC町田ゼルビア加入が内定している立命館大のDF大田隼輔(4年=桐光学園高)主将は、来季を見据え、「やるからにはしっかりと、上を目指してやっていきたい」と意欲をみせた。

 今季は主将として立命館大を牽引。京都学生選手権2連覇、京都FA杯準優勝、総理大臣杯では8強入りを果たしたが、大学生活最後の大舞台である全日本大学選手権(インカレ)出場は逃した。勝てばインカレ出場の決まる大一番、大阪体育大戦。右SBで攻守に奮闘したが、チームは1-2の逆転負け。今季のリーグは5位終戦となった。

 先制しながらの敗戦に「我慢して我慢して、カウンターを狙いつつ、しのぎ切ろうと話していましたが、耐え切れなかったのが現状ですね」と肩を落とす。

 4年間の大学サッカーはこれで終わり。来季からは町田でJリーガーとしての日々が始まる。他Jクラブも含め練習参加するなかで「ご縁があって」、町田JFCジュニアユース時代を過ごした地にある町田からオファーが舞い込み、加入を決めた。
 
「町田さんはストイックという表現があっているかはわかりませんが、サッカーに対する姿勢が非常に貪欲な選手が多いイメージがありました」

 練習参加するなかでは、相馬直樹監督から「自分を出せ」と言葉をかけられたという。これを受け、長距離を走るフィジカルトレーニングなどでは「自分は走力などが武器なので、“ここでは誰にも負けられない”と先頭を走りました」としっかりとアピールした。

 また、町田のチームスタイルが自身に合っていると感じている。「トレーニングゲームをやらせてもらったのですが、DFラインが高かったり、独特なサッカをするんですが、それが僕に合っていて。非常に攻撃的にいけたので。選手たちもチームに馴染ませてくれたしたし、やりやすいです」と言うとおりだ。持ち前の運動量を武器に、町田のSBとしてサイドを切り裂く日を誓う。
 
 エンジの戦士たちを束ねた熱き主将は、“新人Jリーガー”として新たなユニフォームへ袖を通す。しかし、1年目から貪欲に取り組み、1分1秒でも多くピッチへ立つ覚悟だ。

「もちろんチームとして上を目指すのはもちろんですし、個人としても上は目指していかないといけない」と話した大田は「やるからにはしっかりと日本の一番上のところを目指して、そういう気持ちでやっていかないといけないなと思っています」と言い切った。新たなステージが幕を開ける。。

(取材・文 片岡涼)
●第94回関西学生リーグ特集

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