beacon

時差も疲労もなんの!大迫10戦連続先発のケルンは劇的FKで逆転勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW大迫勇也は前半25分に相手との接触で腰を痛める場面も

[11.19 ブンデスリーガ第11節 ボルシアMG1-2ケルン]

 ブンデスリーガは19日、第11節2日目を行い、FW大迫勇也の所属するケルンは敵地でボルシアMGと対戦し、2-1で逆転勝ちした。大迫は2トップの一角で10試合連続の先発出場。1-1の後半27分に交代した。

 約1年半ぶりに復帰した日本代表では11日のオマーン戦(4-0)、15日のサウジアラビア戦(2-1)と2試合連続で先発し、オマーン戦では2ゴールを決めた大迫。所属チームでの好調ぶりを代表に良い形でつなげると、長距離移動を含めた過密日程の中、この日もFWアントニー・モデストと2トップを形成した。

 試合は序盤からホームのボルシアMGが主導権を握り、ケルンはなかなか大迫ら前線までボールを運べない。前半25分には大迫が自陣に下がった位置でDFヤニク・ベステルゴーアと競り合った際、後方からチャージを受け、左腰を負傷。いったんピッチを離れて治療を受けたが、すぐにプレーに戻った。

 ボルシアMGは前半32分、左クロスがファーサイドに流れたボールをMFイブラヒマ・トラオレがクロス。これをMFラース・シュティンドルが右足で蹴り込み、先制点を奪った。同42分にはトラオレの直接FKがクロスバーを直撃。惜しくも追加点とはならなかったが、前半を1点リードで折り返した。

 ケルンは後半開始からFWアルチョムス・ルドニェフスを投入し、前線の枚数を増やす。すると後半14分、左サイドからのシンプルなアーリークロスにモデストが相手DFと競り合いながらヘディングシュートをねじ込み、同点ゴール。少ないチャンスをものにし、1-1の同点に追いついた。

 大迫は後半27分に交代。終盤はホームで勝ち点3を目指すボルシアMGが再び攻勢を強めるが、後半33分の決定機はMFファビアン・ジョンソンのシュートをケルンGKトーマス・ケスラーがビッグセーブ。粘り強く耐えるケルンに劇的な展開が待っていた。

 後半アディショナルタイム、左後方、ゴールまで約30mの位置でFKを獲得。短く出してMFマルセル・リッセが右足を振り抜くと、アウト回転のかかったボールがゴール右上隅に突き刺さり、豪快な決勝点となった。2-1の逆転勝利を飾り、敵地で貴重な勝ち点3。2試合ぶりの白星で6勝3分2敗の勝ち点21に伸ばした。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2016-17特集

TOP