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松本、自動昇格ならずPOへ…ホーム最終戦で勝利つかむも得失点差で届かず

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[11.20 J2第42節 松本3-2横浜FC 松本]

 J2は3日、第30節を開催し、松本平広域公園総合球技場ではJ1自動昇格を狙う松本山雅FC横浜FCと対戦。後半9分までにともに2点を奪い合った試合は、後半37分にFW三島康平が決勝点を奪った松本が3-2の勝利を収めた。勝ち点3を上積みした松本だったが、得失点差で2位清水に届かずにプレーオフに回ることになった。

 前節町田に1-2で敗れ、第22節から守り続けていた2位から自動昇格圏外の3位に転落した松本。逆転での自動昇格のため、まずは目の前の試合で勝利を収めたいチームだったが、先制したのはアウェーの横浜FCだった。前半9分、MF野村直輝のスルーパスからPA内に進入したMF野崎陽介が左足のシュートでネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 反撃に出る松本は前半23分、MF鐡戸裕史が蹴り出したCKをニアサイドのDF後藤圭太がヘディングで合わせると、相手選手がクリアしようとしたボールがDF飯田真輝に当たってゴールに向かうがクロスバーを叩いてしまう。さらに同33分には左サイドからMF飯尾竜太朗が送ったクロスの流れからFW高崎寛之が右足シュートでゴールを強襲するが、GK渋谷飛翔に弾き出されてしまい同点ゴールを奪うには至らなかった。

 しかし前半アディショナルタイム、PA内で飯田真が放ったシュートがDF市村篤司のハンドを誘って松本がPKを獲得すると、3試合連続ゴール中の高崎がきっちり沈めて試合を振り出しに戻した。さらに1-1のまま迎えた後半5分、左サイドでボールを受けた高崎が中央に切れ込むと、PA外から右足シュートでゴールを陥れて松本が逆転に成功する。

 後半9分にMF中里崇宏が蹴り出した鋭いCKをDF西河翔吾が豪快にヘッドで突き刺して横浜FCがすぐさま同点に追い付く。しかし同37分、途中出場のMF宮阪政樹のCKにこれまた途中出場の三島が体を投げ出してヘッドで合わせてネットを揺らし、再び松本が1点のリードを奪った。そのまま逃げ切った松本は3-2の勝利を収めて2位清水と勝ち点84で並びながらも、得失点差で及ばず(清水+48、松本+30)に自動昇格を逃した。


●[J2]第42節 スコア速報

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