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清水が1年でJ1復帰!!怒涛の9連勝で自動昇格圏の2位キープ

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清水が1年でJ1復帰を決めた

[11.20 J2第42節 徳島1-2清水 鳴門大塚]

 J2最終節が20日、各地で行われ、2位清水エスパルスはアウェーで徳島ヴォルティスに2-1で競り勝ち、1年でのJ1復帰を決めた。勝ち点3差で追う首位札幌が引き分けたため、J2優勝はならなかったが、2位でシーズンを終え、自動昇格圏内をキープ。クラブ史上初のJ2降格から1年、“昇格請負人”である小林伸二新監督を迎え、J1昇格を果たした。

 破竹の8連勝を飾り、前節終了時点で2位に浮上した清水。首位札幌と勝ち点3差、3位松本とは同勝ち点で迎えた最終節は、自動昇格か昇格プレーオフ行きかを決める運命の一戦となった。

 清水は前半29分、後方からMF大前元紀がふわりとしたFKをゴール前に蹴り込むと、DF犬飼智也が体を投げ出しながらヘディングシュート。犬飼は2シーズンぶりのゴールで清水では待望の初得点となり、貴重な先制点をマークした。

 前半31分にもロングフィードに抜け出したMF枝村匠馬がGKと1対1の決定機を迎えるが、シュートはGK長谷川徹がセーブ。すると同35分、徳島はDF藤原広太朗がPA手前から右足を振り抜き、豪快なミドルシュートがクロスバーの下側を叩いてゴールマウスに吸い込まれた。藤原はプロ4年目でJリーグ初ゴール。徳島が1-1の同点に追いつき、試合を振り出しに戻した。

 後半は膠着状態が続く中、両チームが選手交代で局面の打開を図る。清水は後半23分、キャプテンの大前に代えてMF金子翔太を投入。この采配がズバリ的中した。後半28分、右サイドでボールを受けたFW鄭大世のピンポイントクロスに金子が左足ボレーで合わせ、勝ち越しゴール。金子の11試合ぶり今季4得点目で2-1と再びリードを奪った。

 そのまま最後までリードを守り抜いた清水は怒涛の9連勝で勝ち点を84に伸ばすと、得失点差で松本を上回り、自動昇格となる2位が確定。小林監督は02年の大分、08年の山形、13年の徳島に続いて歴代最多4クラブ目となるJ1昇格を果たした。

●[J2]第42節 スコア速報

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