20日に行われたミラノダービー(2-2)で、ミランサポーターからサプライズの演出をプレゼントされたミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長が、ミラン公式ウェブサイトで感謝の意を表した。

　ミランは来月13日に中国資本への売却手続きが完了すると見られている。売却に伴い、ベルルスコーニ会長にとって、最後のミランダービーになるとの噂が流れていた。

　サンシーロの南側観客席(クルバ・スッド)では、30年に渡りオーナーとしてミランを支えたベルルスコーニ会長へ向けてサプライズ演出が行われた。

　粋な計らいに対し、ベルルスコーニ会長は感謝の言葉を口にした。

「ありがとう、ありがとう、ありがとう。嬉しいサプライズだった」

「ミラノダービーのような重要な試合で、多くのミラニスタから感謝の拍手を贈られた。クルバスッドの演出も素晴らしかった。本当にありがとう」

「この様子は、テレビを通して、イタリア国内だけでなく世界へと配信された。これまで分かち合ってきた多くの感動を、皆は覚えていてくれていたのだね」

「私のために演出をありがとう。ミラニスタ全員へ感謝したい。皆さんに感動を与えることができて、私も満足している。涙が出てきそうなくらいだ。ミランとともに、ミランのために、これからもずっと。シルビオ・ベルルスコーニ」

　ベルルスコーニ会長は、サポーターへのメッセージを以上のように締めくくった。

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