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「NIKE MOST WANTED」グローバルファイナルへ、意気込むMF白川「自分の力を一番発揮できる場所でアピールしたい」

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歴代イングランド代表の写真が並ぶヒルトンホテルで意気込みを語る白川

 本日25日から27日の3日間にかけて行われる「NIKE MOST WANTED」グローバルファイナルに日本人として参戦するMF白川恵士朗(未所属)とMF西尾翼(東海大)の両選手が、開催国のイギリスに到着した。羽田空港から約12時間のフライトを経てヒースロー空港へ。そこから陸路でグローバルファイナルの舞台となる、イングランド・サッカー協会(FA)のトレーニング拠点、セント・ジョージズ・パークに到着した。

 長時間のフライトは柏U-19として「コパ・サンパウロ ジュニアサッカー選手権大会」に参加した際に、ブラジル遠征を経験している白川。「出発してすぐは寝れたんですけど、その後は寝れなかったので、映画を見たりしていました」と笑顔をこぼす余裕も見せた。

 2012年にオープンしたセント・ジョージズ・パークは、FWウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)や先日引退を表明したMFスティーブン・ジェラードらもイングランド代表としてトレーニングしてきた施設。約1.3平方キロメートルの広大な敷地の中に、ウェンブリー・スタジアムと同じ芝を使用したピッチや、フルサイズの屋根付き人工サッカー場、トレーニング施設、宿泊施設まで完備している。これには冷静な白川も「本当にスゴイです!」とテンションを上げていた。

 数か月間まともにサッカーをできず「手応えがない」中でもグローバルファイナルへの挑戦権勝ち取ってから約1か月。急ピッチでフィジカルを上げ、「万全とは言い難いですけど……、やれることはやりました」と悔いはない。

 世界各国から選ばれた選手たちと「NIKE ACADEMY」への狭き門を争うことになる。柏のアカデミーに所属していた頃に海外のチームと対戦したり、トップチームの練習に参加して外国人選手とともにプレーした経験はあるが「味方が全員外国人というのは初めてなので……」と個性が強い外国人選手とプレーする難しさも危惧する。それでも「自分の力を一番発揮できる場所でアピールしたい」と「トップ下」でのプレーで、「NIKE ACADEMY」入りを勝ち取るつもりだ。

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(取材・文 奥山典幸)

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