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キャプテン高徳が2得点に絡むも…2戦連続ドローで今季初勝利ならず

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キャプテンとして2戦目を迎えたDF酒井高徳

[11.26 ブンデスリーガ第12節 ハンブルガーSV2-2ブレーメン]

 ブンデスリーガは26日、第12節2日目を行い、DF酒井高徳の所属するハンブルガーSVはホームでブレーメンと対戦し、2-2で引き分けた。キャプテン就任2戦目の酒井はこの日もボランチでフル出場。2得点に絡む活躍を見せたが、チームは2試合連続ドローで開幕から4分8敗となり、今季初勝利はまたもお預けとなった。

 ハンブルガーSVは前半3分、高い位置からプレッシャーをかけて相手のミスを誘うと、右サイド深い位置からのスローインを酒井が胸で落とし、MFルイス・ホルトビーがピンポイントクロス。これをFWミハエル・グレゴリチュがヘディングでゴール右隅に流し込み、幸先よく先制点を奪った。

 前半14分に同点に追いつかれたが、同28分には自陣での酒井のボール奪取から一気にカウンター。MFニコライ・ミュラーがドリブルで駆け上がり、ホルトビーとのワンツーからPA内右に切れ込むと、マイナスの折り返しをグレゴリチュが右足で押し込んだ。

 2-1と再び勝ち越しに成功したハンブルガーSVだが、なかなかリードが長く続かない。前半終了間際の45分、ブレーメンは敵陣でこぼれ球を拾ったMFセルジュ・グナブリーがシュートフェイントからPA内に切れ込み、右足でゴール右隅に流し込んだ。

 激しい点の取り合いとなった前半から一転、後半は膠着した展開に。ハンブルガーSVは後半29分、左クロスからグレゴリチュが決定的なヘディングシュートを放つが、力なくGKの正面。ハットトリック達成とはならず、試合もそのまま2-2の引き分けに終わった。

 今季未勝利の最下位という苦境にあえぐハンブルガーSV。酒井のキャプテン就任後、2試合連続ドローで勝ち点を積み上げることには成功したが、4連敗中だった16位ブレーメンをホームに迎えての勝ち点1では手放しで喜ぶわけにはいかなそうだ。

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