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リーガ9戦ぶり出場の清武、先制点の起点に…セビージャはバレンシアの反撃しのいで2連勝

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リーガ9試合ぶりの出場を果たしたセビージャMF清武弘嗣

[11.26 リーガ・エスパニョーラ第13節 セビージャ2-1バレンシア]

 リーガ・エスパニョーラ第13節2日目が26日に行われ、MF清武弘嗣の所属するセビージャバレンシアをホームに迎え、2-1の勝利を収めた。ベンチスタートとなった清武は後半からピッチに送り込まれ、9試合ぶりのリーガ出場を果たした。

 両チームともに相手守備に苦しんで決定機をなかなか創出できない中、前半21分にセビージャがシュートまで持ち込む場面を作り出す。しかし、DFニコラス・バレハのロングフィードから右サイドを駆け上がったMFパブロ・サラビアのマイナスのパスでフリーになったMFフランコ・バスケスの狙いすましたシュートは枠を捉え切れず。さらに同23分にはDFセルヒオ・エスクデロがPA外から狙うもシュートはゴール左に外れてしまう。

 ともに決定機らしい決定機を作れずに0-0のまま後半を迎えると、セビージャはエスクデロに代えて清武を投入して状況を打開しようと試みる。3-4-2-1のシャドーの位置に入った清武は、後半8分に自陣から右サイドのMFビトーロにロングパスを通すと、中央に切れ込んだビトーロのシュート性のクロスがDFエセキエル・ガライのオウンゴールを誘ってセビージャが先制に成功する。

 その後も積極的にボールに絡む清武は、シンプルなさばきと周囲との連係で攻撃のリズムを生み出そうとする。しかし後半20分、DFジョアン・カンセロのスルーパスからPA内に進入したFWムニル・エル・ハダディにワンタッチで流し込まれ、バレンシアに同点に追い付かれてしまった。

 だが、後半30分にセビージャが再びリードに成功する。サラビアが蹴り出したCKのこぼれ球に反応したバレハが胸トラップでボールを落ち着けると、左足のシュートはポストに当たってゴールに吸い込まれ、スコアを2-1とした。その後は後半アディショナルタイムのDFホセ・ルイス・ガヤの決定的なシュートをGKセルヒオ・リコのビッグセーブでしのぐなど、バレンシアの反撃を許さなかったセビージャが2-1の勝利を収めて2連勝を飾った。


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