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90分走り抜いて1G1Aの浅野「口の中が血の味しかしなかった」

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後半アディショナルタイムにダメ押しゴールを決めたFW浅野拓磨

[11.28 ブンデスリーガ2部第14節 シュツットガルト3-1ニュルンベルク]

 ブンデスリーガ2部は28日、第14節を行い、FW浅野拓磨とMF細貝萌の所属するシュツットガルトはホームでニュルンベルクと対戦し、3ー1で勝利した。浅野は左サイドで2試合ぶりに先発し、移籍後初のフル出場。前半3分の先制点をアシストすると、後半アティショナルタイムには3試合ぶり今季2得点目を決めた。

「立ち上がりはチームとしてもイメージどおりというか、良い入り方ができたかなと思う。ゴールも立ち上がりに取れたので良い形で入れた」。前半3分、MFアレクサンドル・マキシムのスルーパスに浅野が反応。DFとGKを引き付けてワンタッチで折り返し、FWシモン・テロッデが右足で無人のゴールに押し込んだ。

「1点目はシュートも打てたけど、あそこで落ち着いて絡めたことで落ち着くことができたかなと思う」。8試合ぶり今季2アシスト目で先制点を演出した浅野はその後も何度となくチャンスに絡む。2-0で折り返した後半9分には自陣からドリブルで相手選手をかわしながら長い距離を駆け上がり、チャンスメイク。同35分にはMFベルカイ・オズジャンの絶妙なスルーパスに走り込み、左足で決定的なシュートを打ったが、GKの好守に阻まれた。

「1対1になったら絶対に負けないでおこうというのは試合に入る前から思っていた。1対1では強い気持ちを持って、自分の間合いで仕掛けることができた。そこは自信を持ってプレーできたかなと思うし、それがアシストやゴールにつながったと思う」

 2-1で迎えた後半アディショナルタイム3分、MFカルロス・マネがテロッデとのワンツーからゴール前にスルーパス。PA内左に走り込んだ浅野が落ち着いてGKとの1対1を制し、右足で流し込んだ。ドイツ移籍後初ゴールを決めた10月30日のカールスルーエ戦(3-1)以来、3試合ぶり今季2得点目。ドイツで2度目のジャガーポーズも披露した。

 3-1と試合を決定づけるダメ押しゴールにも「個人としてもまだまだゴールを取れたので、決して納得のいくゲームではなかったけど、走り切って勝てたことは良かったかなと思う」と貪欲に語る一方、「もっともっとチャンスがあったし、満足はいかないけど、少しずつ自分の特徴を出す回数が増えてきているのは自分でも手応えを感じた。そこは自信を持って良いところかなと思う」と力強い。

 この日は移籍後初のフル出場にもなった。「正直、交代させられるかなと思いながらやっていた。やばいほどしんどかったので」。気温が氷点下という極寒の中でのゲーム。「日本だったら冬でも半袖でやっていたけど、半袖で腕の感覚がなくなるぐらいなら、しっかり長袖を着て動けるようにしようと思った」という浅野は「午前中にここで練習したけど、今日はちょっと気候が違うなというのは感じた。息が苦しくて、ちょっとビックリした」と、初めて体験するドイツの寒さに戸惑いもあった。

「前半から口の中が血の味しかしなくて、息が切れてきついなと思いながらやっていた。それでも、攻撃になったときは足がつってもいいから出ていこうという気持ちだったので、それが最後の最後のゴールにつながったかなと思う」。90分間走り抜いた末のゴール。ただの1点以上の価値があった。

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