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墜落事故の生存者は77人中6人か…シャペコエンセ選手は3人、元Jリーガーの救出情報なし

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 ブラジル『グローボ』が29日、南米コロンビア中部メデジン近郊で発生した飛行機墜落事故で6人の生存者が確認されたと伝えた。

 28日、ブラジル1部のシャペコエンセの選手やスタッフらを乗せた飛行機が、コロンビア北部メデジン中部の山岳部に墜落した。原因は、電気系統の異常だと伝えられている。また、墜落時に火災は発生していないが、悪天候のため、山岳地帯にある墜落現場には飛行機で向かうことできない状況だという。

 シャペコエンセは、南米サッカー連盟が主催するコパ・スダメリカーナの決勝で、30日にメデジンを本拠地とするアトレティコ・ナシオナルと対戦する予定だった。この事故を受けて南米サッカー連盟は「すべての活動」を停止すると発表している。

 当初、搭乗者名簿に基づき81人が搭乗していたと発表されたが、名簿中の4人が乗っていなかったことが分かり、77人(乗務員9人、乗客68人)と修正。『グローボ』によると、死者数は71人、6人の生存が確認されたという。

 現時点で生存が確認されているのは、シャペコエンセに所属するDFネット、GKジャクソン・フォルマン、DFアラン・ルシェウの3選手。また、ジャーナリストのラファエウ・ヘンゼウ氏、客室乗務員のエルウィン・トゥミリ氏、キメーナ・スアレス氏の合計6人。ルシェウ、フォルマンと共に、飛行機から救出されたGKダニーロ・パジーリャは、搬送された病院内で息を引き取ったとのことだ。

 シャペコエンセには、セレッソ大阪ジェフユナイテッド千葉でプレーしたFWケンペスや、元京都サンガF.C.のDFチエゴ、元柏レイソルのMFクレーベル・サンターナ、元川崎フロンターレのMFアルトゥール・マイアヴィッセル神戸を率いた経歴を持つカイオ・ジュニオール監督といったJリーグ経験者が在籍していたが、救出された選手の中に名前はなかった。また、元アビスパ福岡のMFモイゼスは遠征に帯同していなかった。

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