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[EFL杯]麻也が先制点に絡むなど奮闘! サウサンプトン4強入りでアーセナルは約3か月ぶり黒星

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勝利に大きく貢献した吉田麻也

[11.30 EFL杯準々決勝 アーセナル0-2サウサンプトン]

 EFL杯(リーグ杯)は30日、準々決勝の2試合を行った。アーセナルはホームでDF吉田麻也が所属するサウサンプトンと対戦し、0-2で敗れた。センターバックで先発出場した吉田は、正確なフィードで先制点の起点となり、本職の守備でも奮闘し、フル出場で勝利に貢献した。

 27日のプレミアリーグ第13節ボーンマス戦(3-1)の勝利で公式戦19試合負けなし(13勝6分)としたアーセナル。その試合のメンバーからMFモハメド・エルネニー以外の10人を入れ替え、MFアーロン・ラムジーらのほか、18歳MFジェフ・レーヌ・アデライドや21歳DFロブ・ホールディングといった若手も先発に名を連ねた。一方のサウサンプトンもエバートン戦から吉田を含む8人を変更し、互いにターンオーバーを採用した。

 試合はサウサンプトンが先手を取る。前半13分、センターサークル付近から吉田が左サイドのDFライアン・バートランドにロングパスを通す。これをバートランドが中央に折り返すと、MFソフィアン・ブファルのシュートは相手DFのブロックに阻まれたが、こぼれ球をMFヨルディ・クラーシが右足で押し込み、先制点。さらに同38分、高い位置でボールを奪うと、ブファルがPA左から折り返し、バートランドが左足シュートをゴール右隅に流し込み、2-0とした。

 対するアーセナルは、ポゼッション率では60%に迫る勢いだったが、パスミスが目立ち、なかなか決定的なシュートを放つことができない。すると、前半43分に唯一の連戦となったエルネニーが負傷交代を余儀なくされ、アーセン・ベンゲル監督はMFグラニト・ジャカをピッチに送り出した。

 2点ビハインドのアーセナルは後半も苦戦を強いられ、同17分にアデライドを下げてMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンを投入。しかし、流れを引き寄せることができないでいると、同32分に左サイドのクロスからMFスティーヴン・デイビス、直後にデイビスのスルーパスからFWシェーン・ロングと、立て続けにサウサンプトンの決定的なシュートを浴び、冷や汗をかいた。

 反撃に出るアーセナルは後半34分に右サイドからジャカが中央にパスを送り、これをPA内で受けたチェンバレンが右足を振り抜くもゴール上に外れる。終盤に向けてゴールに迫る場面を増やしていくが、吉田らが奮闘の守備を崩すことができず、0-2のまま試合終了。アーセナルが8月14日のプレミアリーグ第1節リバプール戦(3-4)以来、20試合ぶりの黒星を喫し、EFL杯敗退が決まった。


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