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S・ラモスが起死回生の同点ヘッド! 伝統のクラシコはドロー、レアルが無敗記録を33に伸ばす

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伝統のクラシコは引き分けに終わった

[12.3 リーガ・エスパニョーラ第14節 バルセロナ 1-1 R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは3日、第14節を行った。カンプ・ノウでは、バルセロナレアル・マドリーによる伝統の“クラシコ”が開催され、1-1で引き分けに終わった。

 公式戦2試合引き分けで宿敵レアルをホームに迎えたバルセロナ。前節ソシエダ戦からメンバーの変更はなく、前線にはFWリオネル・メッシとFWルイス・スアレス、FWネイマールの“MSN”コンビが名を連ねた。さらに、10月22日の第9節バレンシア戦で右膝を負傷し、離脱していたMFアンドレス・イニエスタもベンチ入りを果たした。

 対する2位バルセロナと勝ち点6差の首位でクラシコを迎えたレアルは、公式戦32戦無敗と好調を維持。だが、MFトニ・クロースやMFガレス・ベイル、FWアルバロ・モラタなど主力クラスが負傷により、この試合を欠場。前節スポルティング・ヒホン戦から3人を代え、DFラファエル・バランやDFマルセロ、DFダニエル・カルバハルが先発起用された。

 レアルのキックオフで始まった伝統の一戦は、球際で激しい幕開けとなった。それでも序盤によりゴールに迫ったのは、バルセロナだった。前半10分、メッシとスアレス、ネイマールとスピード感のある崩しでゴールに迫ると、同17分にはPA右手前の絶好の位置でFKを獲得。これをメッシが左足で狙ったが、GKケイラー・ナバスに読まれていた。同20分にも、MFセルヒオ・ブスケツのロングパスに追いついて左サイドからネイマールが折り返すも、スアレスの左足ボレーは相手DFのブロックに阻まれた。

 序盤はFWクリスティアーノ・ロナウドがMFハビエル・マスチェラーノに抑え込まれるなど、耐える時間が続いたレアル。それでも守備で奮闘していたモドリッチが攻撃のリズムを作り出す。前半37分、モドリッチのパスカットからC・ロナウドが左サイドでパスを受けると、そのまま一気に駆け上がり左足シュート。直後の同38分には、右サイドのMFルーカス・バスケスからPA手前中央でパスを受けたC・ロナウドが、ブスケツとマスチェラーノを巧みなボールコントロールでかわし、左足を振り抜くもGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの正面を突いた。

 98485人がスタジアムに訪れた一戦は、さらに熱さを増していく。そして、先制したのはホームのバルセロナだった。後半8分、左サイドの深い位置でネイマールがFKを獲得すると、自らゴール前に蹴り込む。これをスアレスがヘッドで押し込み、先制点。さらにバルセロナは、同15分にMFイバン・ラキティッチと代えて負傷明けのイニエスタを投入し、追加点を狙いにいく。

 すると、バルセロナに決定機。後半23分、イニエスタがドリブルで攻め上がり、PA左でパスを受けたネイマールが対峙したDFをかわして右足を振り抜く。しかし、このシュートは枠を外れ、同37分にもイニエスタのパスからファーストタッチでシュートコースを作ったメッシが左足を振り抜くも決めきれず、追加点の絶好のチャンスを逃した。

 1点ビハインドのレアルは後半44分、左クロスからマルセロのクロスを、ファーサイドのC・ロナウドがヘディングで合わせるも相手DFのブロックに阻まれる。このまま試合は終了かと思われたが、同45分にレアルが追いつく。左サイドでFKを獲得すると、モドリッチの精度の高いクロスをDFセルヒオ・ラモスが頭で押し込み、同点。終了間際のピンチもMFカゼミーロがライン際で防ぎ、1-1のまま試合終了。土壇場でゴールネットを揺らしたレアルが無敗記録を33に伸ばした。


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