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主将・柿谷が涙のJ1昇格スピーチ…「みんなで勝ち取ったJ1、本当に最高です」

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涙をこらえながら試合後のインタビューに応えた柿谷曜一朗

 セレッソ大阪の主将、FW柿谷曜一朗は涙をこらえながら試合後のインタビューに応じた。「ただただ、うれしいです」。それが今の素直な気持ちだった。

 C大阪は昨年J2リーグに降格し、4位でJ1昇格プレーオフに出場したが、決勝で福岡と引き分けに終わり、1年でのJ1復帰を逃した。そして迎えた今季、エース柿谷がスイス・スーパーリーグのバーゼルから復帰。だが、6月8日の長崎戦で負傷し、右足関節靭帯損傷で全治4週間と診断されていたが、損傷箇所の違和感がとれなかったため、8月2日に手術を受けていた。

「キャプテンとしてスタートした1年で怪我をしてしまい、本当にチームに迷惑をかけてしまった」と話した柿谷が、11月6日の愛媛戦で復帰を果たすと、その試合からチームは3連勝でレギュラーシーズンを終え、同27日のJ1昇格プレーオフ準決勝・京都戦でも柿谷のゴールもあり、決勝進出を決めた。

 そしてこの日の決勝戦では、勢いのある岡山に苦戦を強いられたが、後半7分にMF清原翔平が泥臭く決勝点を決め、1-0で逃げ切り勝利。C大阪が3シーズンぶりのJ1復帰を決めた。

 試合後のインタビューに応じた柿谷は、「最後ピッチに戻ってこられて、本当にみんなで勝ち取ったJ1への道だと思うので、本当に最高です」と喜びを語ると、「何より5か月間、共に付き合ってくれたメディカルトレーナーの方々には本当に感謝を言いたいです。今日はみんなで、サポーターを含め、喜びを分かち合いたいです」と改めて感謝の思いを述べた。

●2016 J1昇格プレーオフ

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