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宇佐美の現状にドイツメディアが着目…ウィンターブレイクまでの3試合が正念場か

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「24歳の彼はブンデスリーガ3クラブ目でもまだブレイクできていない」―― ドイツメディア『ラッテンクロイツ』がアウクスブルクに所属する日本代表FW宇佐美貴史の現状に着目している。

 2011年夏にバイエルンに加わった経験のある宇佐美だが、トップチームで出場した公式戦はわずか5試合にとどまった。翌シーズンはホッフェンハイムで21試合に出場し、2ゴール2アシストを記録。しかしながら『ラッテンクロイツ』は、そのホッフェンハイムでも宇佐美が成功したとは言えないと指摘している。

 その後宇佐美は母国に戻り、古巣ガンバ大阪で返り咲く。そして今夏、ブンデスリーガへの再挑戦を決断し、アウクスブルクと2020年までの契約を交わした。だが、新天地では第13節消化時点で3試合にしか出場できておらず、出場時間は合計37分。同メディアによると、宇佐美はまだアウクスブルクで「いまいち軌道に乗れていない」様子だという。

 ただ、宇佐美の状況はここ最近わずかながら改善しているとされる。チームに負傷者が続出していることも影響し、宇佐美は直近のリーグ戦2試合でいずれも終盤から途中出場を果たしている。同選手には「チャンスが与えられた」と見られているようだ。

 『ラッテンクロイツ』はまた、ウィンターブレイクまでの数週間で可能な限り出場時間を確保することが重要だと宇佐美に”忠告”している。現在負傷中の選手たちがシーズン後半戦に戻ってくれば、日本からやってきた背番号39が「ブレイクする可能性は低くなる」と懸念の言葉が向けられている。

 バイエルンに所属したことがあるため、ドイツでも認知される”TAKASHI USAMI”。元バイエルンの選手としてではなく、アウクスブルクでのパフォーマンスを通じて名前が知れ渡ってほしいところだ。

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