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「長かった」内田篤人が約1年9か月ぶり復帰へ、ザルツブルク戦でメンバー入り

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リハビリ中の今年5月には日本代表合宿に参加し、別メニューながら代表のチームメイトと数日間を過ごした

 その時が間近に迫っている。右膝の負傷で約1年9か月もの間、実戦を離れていたシャルケのDF内田篤人だが、8日のELザルツブルク戦での復帰が濃厚だ。

「長かった。リハビリをしてもどんどん細くなる右足を見ると、これが治るのかなって思っていた」。不安だった心境を明かす内田は6日の練習でフルメニューをこなし、ザルツブルク戦でのメンバー入りを確実なものにした。

 この日のメインメニューはピッチを約半分に区切って行う10対10の実戦形式。内田は主力組に入り、右サイドでプレーすると、終始キレのある動きでアシストも決めた。練習の終盤にはマルクス・バインツィール監督から直接声をかけられるシーンもあった。

 練習前には用具係から「すね当てを持っているか?」と聞かれていたという。試合に向けた準備だと知り、ザルツブルク戦でのメンバー入りを予感しないわけにはいかなかった。

 クラブは6日、公式に指揮官の「彼(内田)がメンバーに入ればうれしい」というコメントを掲載した。すでにグループIの首位通過を決めており、復帰には絶好のタイミング。長期離脱からの復活という極めて大きな一歩を踏み出すことになりそうだ。

 内田が公式戦でベンチ入りするのは昨年4月11日のフライブルク戦以来、約1年8か月ぶり。実戦復帰となれば、日本代表として前半のみ出場した昨年3月31日のウズベキスタン戦以来、618日ぶりで、シャルケでは昨年3月10日に行われた欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦のレアル・マドリー戦以来、約1年9か月ぶりとなる。

(取材・文 了戒美子)

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