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エイバル乾貴士を地元メディアが高評価「凡庸なチームで抜きん出た存在」

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エイバルで活躍するMF乾貴士

 エイバルMF乾貴士が、地元メディアから高い評価を得ている。スペイン『バベル』が伝えた。

 乾はリーガ・エスパニョーラ第14節、ビルバオ戦で先発出場。チームは1-3で敗れたものの、FWセルジ・エンリクの得点をアシストするなど乾はインパクトを残した。その奮闘ぶりに、『バベル』からは「凡庸なチームで抜きん出た存在だった」との評価が与えられている。

 乾はビルバオ戦で4試合連続先発出場を果たしている。しかし、今季序盤戦は乾にとって簡単なものではなかった。以前から日本人MFへの高い評価を口にしていたホセ・ルイス・メンディリバル監督だが、シーズン開幕時には乾の不安定さを懸念し、新加入のMFベベに先発の機会を与えていた。

 スペイン移籍2年目の乾は、少しずつ指揮官の信頼を回復していく。第9節エスパニョール戦で先発して4試合ぶりの出番を得ると、相手のOGを誘発。第13節ベティス戦では相手DFクリスティアーノ・ピッツィーニを一発退場に追い込み、さらに1アシストで3-1の勝利に大きく貢献した。

 だがクラブは乾にさらに高い要求を課しているようだ。移籍1年目が適応のシーズンだったとすれば、今季は確証を得るためのシーズン。昨季以上に責任を負い、チームを引っ張っていくことが求められているとみられる。

 クラブの期待は理解できる。エイバルは昨年夏、乾獲得のためクラブレコードとなった移籍金35万ユーロ(約4000万円)を支払ったからだ。乾がチームメイト、サポーターから愛されている選手だということに疑いの余地はない。それでも、乾のさらなる成長を見込んでいる。


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