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J2金沢内定の仙台大DF榎本滉大が“金沢”撃破「勝てて良かった」

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J2金沢への入団が内定しているDF榎本滉大

[12.7 全日本大学選手権(インカレ)1回戦 仙台大2-1金沢星稜大 ゼットエー]

 仙台大金沢星稜大を2-1で下し、1回戦を突破した。DF榎本滉大(4年=共愛学園高)にとっては奇しくも、卒業後に入団するツエーゲン金沢のホームタウンである金沢市にある大学を下す結果になったが、「PKでもいいから勝てと言われていた。勝てて良かった」と素直に喜んだ。

 仙台大の主将を務める榎本は、昨年からベガルタ仙台に特別指定選手として参加。今年3月のナビスコ杯(現ルヴァン杯)の新潟戦に出場すると、いきなり決勝点を挙げる鮮烈デビューを飾った。8月には特別指定選手としての登録を抹消して大学サッカーに専念したが、「プロのレベルでやっていたので、大学に戻ると違いを感じる。余裕をもってやれるようになりました」と成長を実感している。

 卒業後はJ2金沢に進む。入団の決め手については「一番最初に声をかけてくれたから」と明かす。その前に仙台大で結果を残し弾みをつけたいところ。目標は学校としての最高記録であるベスト4の更新だ。次戦は関西王者の阪南大。「強いと思うんですけど、失うものはないので、やるだけです」。Jリーグでもまれた22歳が、大学最後の大会で大暴れする。

(取材・文 児玉幸洋)
●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集

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