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岡崎先発のレスターがCL初黒星…控え組主体でポルトに為す術なく大敗

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FW岡崎慎司が先発フル出場もレスターは大敗を喫した

[12.7 欧州CLグループリーグ第6節 ポルト5-0レスター・シティ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は7日、グループリーグ第6節2日目を行った。G組のFW岡崎慎司が所属するレスター・シティは敵地でポルトと対戦し、0-5で敗れた。先発出場した岡崎は、フル出場で守備でも貢献したが、得点に絡むことはできなかった。

 低調なプレミアリーグとは一転、前節クラブ・ブルージュ戦で1試合を残して首位通過を決めたレスター。消化試合となるこの一戦は、FWジェイミー・バーディやMFリヤド・マフレズ、FWイスラム・スリマニ、DFロベルト・フートといった主力選手を遠征メンバーから外し、控え組主体ので臨む。なお、負傷明けのMFナンパリス・メンディはプレミア第2節アーセナル戦以来の出場となった。

 前半は一方的な展開だった。グループリーグ突破が懸かっているポルトは前半6分、FWヘスス・コロナの右CKから中央のFWアンドレ・シルバがヘッドで合わせ、先制点。さらに同26分、左サイドでスローインを受けたDFアレックス・テレスが縦へ仕掛け、クロスを上げると、フリーになっていたコロナが鮮やかな左足ボレーをゴール右隅に叩き込み、2-0とした。

 2点ビハインドのレスターは、パスミス、ポジショニングのずれ、試合勘のなさなどで、攻撃の形を作ることができない。すると、前半終了間際の44分に左右に揺さぶられ、3失点目を許してしまう。ポルトは、セカンドボールを拾ったコロナのパスをPA右で受けたDFマキシ・ペレイラが中央に折り返し、ニアに飛び込んだMFヤシン・ブラヒミが押し込み、3-0で前半を終えた。

 欧州サッカー連盟の公式サイトによると、前半はポルトのポゼッション率68%、シュート10本(枠内4本)に対し、32%でシュートはわずか1本にとどまったレスターは、後半開始からFWアーメド・ムサとMFジェフ・シュルップを下げて、MFマーク・オルブライトンとFWレオナルド・ウジョアを入れる。すると、徐々に攻撃のリズムがでてきたが、後半8分にMFダニー・ドリンクウォーターがシルバをPA内で倒し、PKを献上。シルバに冷静に決められ、0-4と突き放されてしまった。

 さらに勢いづくポルトは後半32分にも追加点。シルバのスルーパスで抜け出したMFディオゴ・ジョッタが、GKベン・ヘイマーの股下を抜く強烈なシュートを決め、5-0。レスターにほとんどチャンスを与えず、2位でのグループリーグ突破を決めた。一方のレスターは今大会初黒星を喫し、今季ワーストの5失点大敗となり、控え組主体とはいえ、今後に不安を残す結果に終わった。


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