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モロッコでは3位も…日本での1勝目指したオークランドDF岩田「ここで結果を残したかった」

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5年連続でクラブW杯に出場したオークランド・シティのDF岩田卓也

[12.8 クラブW杯1回戦 鹿島2-1オークランド・シティ 横浜]

 故郷での1勝を誓っていた。6年連続8回目のクラブW杯出場となったオセアニア代表のオークランド・シティ(ニュージーランド)。その左サイドバックとしてDF岩田卓也も5年連続で世界大会のピッチに立ったが、2年連続の初戦敗退に終わった。

 後半5分にセットプレーで先制しながら痛恨の逆転負け。「いいタイミングで点が入って、そこで勢いに乗れたら良かったけど、少し失速してしまった」。チームとして守りの意識が強まり、鹿島の反撃に耐え切れなかった。「ちょっと守りに入ってしまった。チームとしてもう1点取る気持ちで仕掛けないといけなかった」と反省した。

 岩田にとってクラブW杯初出場となった12年大会は1回戦で広島に0-1で惜敗。13年、14年大会はモロッコで開催され、14年大会はチームとして3位に入るなど躍進したが、日本開催に戻った昨年は初戦で広島と対戦し、0-2の敗戦。この日もJリーグ王者・鹿島の前に屈した。

「日本では3回目だったけど、今年も結果を残せなかった。みんなが見てくれるのはここ(日本)。ここで結果を残したかった」。日本開催では3戦3敗。悲願の1勝はならなかった。17年、18年大会はUAEでの開催が決まっているクラブW杯。「当分、日本開催はないかもしれないし、自分の中では強い気持ちで戦った大会だった」と、早すぎる終戦に声を落とした。

(取材・文 西山紘平)

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