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“完璧な折り返し”と思いきや!? 鹿島MF土居「力が入り過ぎて…」

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決勝点をアシストした鹿島アントラーズFW土居聖真

[12.8 クラブW杯1回戦 鹿島2-1オークランド・シティ 横浜]

 完璧な折り返しだと思われた。1-1のまま迎えた後半43分、左サイドを突破したDF山本脩斗が送ったクロスに対し、ファーサイドで待ち構えるMF土居聖真はゴール中央に向けてヘディングで折り返す。叩き付けられたボールに反応したFW金崎夢生がヘディングシュートでネットを揺らし、決勝点が生まれた。アシストを記録した土居だったが、試合後に折り返しが“シュート”だったことを明かした。

「本当は目いっぱい力を込めてシュートを打ったんですけど…。空回りしたというか、力が入り過ぎて叩き付けてしまった」。しかし、結果的に得点につながったことで、「個人的には良かった」と胸をなで下ろした。

 この日は2トップの一角として試合に入り、後半途中からはサイドハーフの位置でプレー。ポジションは違えど、やるべきことは変わらない。「ゴール前にたくさん顔を出してゴールに絡まないといけないのが、僕の仕事。だから、ゴール前に顔を出す回数をもっともっと増やさないといけない」。

 この試合に勝利したことで、最低でも残り2試合を戦う権利を手に入れた。アシストという結果を残した男は、「次は得点を狙っていければと思う」と次戦以降での大会初ゴールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

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