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[MOM415]関西学院大FW出岡大輝(4年)_ハットトリックは当たり前?4点目の課題も克服

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連覇を目指す関学大。エースFW出岡大輝(4年=G大阪ユース)が4得点と大爆発

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.10 全日本大学選手権2回戦 関学大5-0専修大 大和]

 あいさつ代わりの4得点だ。前半18分の先制点を皮切りに、前半だけでハットトリックを完成させたFW出岡大輝(4年=G大阪ユース)は、後半37分にもダメ押しとなる4点目を挙げる。大爆発の関西1部得点王は「関西選手権の初戦とかやったら5点くらい取ったことがあるんですけど、こういうリーグとか全国大会は初ですね」と素直に喜んだ。

 課題克服のゴールだという。出岡は昨年のインカレ決勝でも前半だけでハットトリックを記録して初優勝を飾った関西学院大の原動力となっていた。取り出したら止まらない、ハットトリックも多いという出岡だが、「4点目を取ること」に課題があったという。「前半で3点取れるんやったら、後半もそれくらい取れると思っている。自分は点を取ってなんぼだと思ってるので」とどこまでもどん欲だ。

 今季はチーム事情などでボランチなど複数ポジションを任された。しかし出岡が中盤に下がることでチーム力が安定し、天皇杯2回戦で対戦したアルビレックス新潟をあと一歩まで追い詰める要因にもなった。ただやはりFWとして結果を残したいという思いが強いという。「一番はチームが勝つことが優先なんですけど、FWができる機会があれば、どんどんやりたいなと思います」。

 最終学年の冬を迎えた出岡だが、進路はまだ決まっていない。サッカーを続けるだけなら選択肢はあるが、やはりプロとして続けたいという思いが強い。文字通り就活の大会。「チームとしては連覇が絶対条件。去年以上の得点(5点)というのは絶対にこだわってやりたい」。ユーティリティ性を併せ持つゴールハンターは吉報を待っている。

(取材・文 児玉幸洋)

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