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トラップミスがアシストに…浅野は決定機生かせずチームも逆転負けで首位陥落

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FW浅野拓磨は前半30分のチャンスを生かせず

[12.12 ブンデスリーガ2部第16節 シュツットガルト1-2ハノーファー]

 ブンデスリーガは12日、第16節を行い、FW浅野拓磨とMF細貝萌の所属するシュツットガルトはホームでハノーファーと対戦し、1-2で敗れた。浅野は左サイドで先発し、前半12分に3試合連続となるアシストを記録したが、チームは逆転負け。7試合ぶりの黒星を喫し、1節で首位から陥落した。3試合連続ベンチスタートの細貝に出番はなかった。

 シュツットガルトは前半12分、PA内右でキープしたFWカルロス・マネが中央に折り返すと、走り込んだ浅野の左足トラップは大きくなったが、これがゴール前へ絶妙なラストパスとなり、滑り込んだFWシモン・テロッデが左足のスライディングシュートでゴールに押し込んだ。

 トラップミスが結果として得点につながり、3試合連続アシストを記録した浅野。チームも幸先よくリードを奪ったが、その後が続かなかった。ハノーファーは前半26分、1本のロングパスで右サイドの背後のスペースを突き、折り返しをFWマルティン・ハルニクが体ごと押し込む同点ゴール。試合を振り出しに戻した。

 前半30分には浅野に決定機があった。右サイドを突破したマネの折り返しはわずかに流れたが、ボールをキープした浅野が鋭い切り返しでDFをかわし、右足でシュート。完全にフリーの状態だったが、大きくクロスバーを越えた。後半にもMFクリスティアン・ゲントナーのスルーパスに抜け出すもトラップが大きくなり、DFにクリアされた浅野。2試合ぶりとなるゴールのチャンスはあったが、生かせなかった。

 すると1-1のまま迎えた後半42分、シュツットガルトはGKへのバックパスが短くなり、ハノーファーのFWケナン・カラマンが詰めると、PA内でGKと交錯。しかし、ノーファウルでプレーは流れ、こぼれ球に素早く反応したMFノア・ジョエル・サレンレン・バゼーの折り返しをMFフェリックス・クラウスが無人のゴールに流し込んだ。

 痛恨のミスから逆転を許したシュツットガルトは7試合ぶり今季4敗目。今節、勝利をおさめたブラウンシュバイクに首位の座を明け渡し、2位に後退すると、3位ハノーファーにも勝ち点1差に迫られた。

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