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元サウジアラビア代表のヌールにドーピング違反で4年間の出場停止処分

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モハメド・ヌールにドーピング違反で4年間の出場停止処分が課せられた

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)が、元サウジアラビア代表のモハメド・ヌールに対して、ドーピング違反での4年間の出場停止処分を下したことを発表している。

 ヌールは昨年11月の試合でのドーピング検査で、禁止薬物であるアンフェタミンが検出されたことにより、その後は暫定的に出場停止となっていた。

 今年2月にはサウジアラビアのアンチドーピング機構から4年間の出場停止を言い渡されてたが、同選手はこれを不服として控訴。一時は出場停止処分が解かれながらも38歳のヌールは現役引退を発表していた。

 一方で国際サッカー連盟(FIFA)はこのドーピング違反の判例を重く受け止めており、長期間の出場停止処分が妥当としてCASに控訴。CASはこの結果、FIFAの申し入れを受ける形になり、改めてヌールに4年間の出場停止処分を下すことになった。

 ヌールは1993年からサウジアラビアのアルイテハドで長年プレーし、アルナスルへの移籍期間を除けば20年近くアルイテハドに貢献してきた。サウジアラビア代表では2002年、2006年と2度のワールドカップを経験し、96キャップを記録。サウジアラビアを代表する名手のドーピング違反裁定は、サッカー界に取り巻く薬物問題に一石を投じる結果となった。
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