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首位フェイエノールトの壁厚く…太田が失点に絡んだフィテッセは敵地で完敗

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失点に絡んでしまったDF太田宏介

[12.17 エールディビジ第17節 フェイエノールト3-1フィテッセ]

 エールディビジは17日、第17節2日目を行い、DF太田宏介の所属する8位フィテッセは敵地で首位フェイエノールトと対戦し、1-3で敗れた。太田は左サイドバックでリーグ戦5試合連続の先発フル出場を果たしている。

 14日に行われたKNVB杯(オランダ国内杯)の3回戦では、フェイエノールトがFWハーフナー・マイク所属のADOデンハーグを5-1で下し、フィテッセはヨダン・ボーイズ(5部相当)を相手に4-0で快勝。ともに中2日で迎えた一戦は、リーグ戦首位を走るフェイエノールトがその勢いを見せつけた。

 前半15分、太田とマッチアップしたDFリック・カルスドルプが右サイドからクロスを送ると、ファーで処理した相手DFの背後からFWエルイェロ・エリアがボールを奪い、右足で流し込んだ。

 先制を許したフィテッセもすぐさま反撃。前半24分、フェイエノールトのビルドアップ中にパスが主審に当たってボールがこぼれ、フィテッセがカウンターを仕掛ける。最後はMFミロト・ラシカの右クロスをファーのFWアドナン・ティガドゥイニが右足のボレーで叩き込み、同点に追いついた。

 しかし、開幕からホーム8試合負けなし(6勝2分)のフェイエノールトは動じない。その後もフィテッセのゴールを脅かし続け、前半42分にはエリアが左サイドから右足でクロス。PA内中央でFWスティーブン・ベルハイスがマークにつく太田をなぎ倒してヘッドで押し込み、2-1で前半を折り返した。

 フェイエノールトはさらに後半12分、PA手前中央でキープしたFWディルク・カイトのパスから、PA内右のベルハイスがゴール左を狙ってダイレクトシュート。中央に絞っていた太田が素早くカバーに行ったが、ブロックし切れずにネットが揺れた。

 後半24分には左サイドでパスを受けた太田が左足で鋭いアーリークロスを送るも、ニアで相手DFが体を投げ出してクリア。14日のKNVB杯3回戦は欠場していた太田だが、思うように見せ場を作れず、1-3で終了のホイッスルを聞いた。

 フェイエノールトは今季のホーム無敗記録を9に伸ばし、首位でリーグ中断期間へ。一方、11月19日の第13節ヘーレンフェーン戦(1-1)で太田が先発に復帰して以降、2連勝を含む4戦負けなし(2勝2分)のフィテッセだったが、5試合ぶりの黒星となった。


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