18日、FIFAクラブワールドカップ決勝レアル・マドリー対鹿島アントラーズが行われる。

　決勝の大舞台にはコロンビアのアトレティコ・ナシオナルが勝ち上がるものと思われたが、その南米王者を3-0で下して勝ち上がってきたのは、開催国王者の鹿島だった。

　現地スペインで鹿島はどう認識されているのか?　『Goal』でレアル・マドリーの番記者を務めるアルベルト・ピニェーロに聞いた。

「(レアル・マドリーに勝つことは)鹿島にとって本当に難しいミッションだ。マドリーは現在公式戦36試合無敗をキープしている。彼らは11月の敵地でのアトレティコ・マドリー戦、12月上旬のバルセロナとのクラシコでも敗れることはなかった。(ジネディーヌ)ジダン体制で今、最も強いチームを築いていると言っていい」

　では、鹿島がレアル・マドリーに勝つためにすべきことは何か?

「まずはとにかく守備を重視して、失点しないことが必要になる。そのうえで90分の中で訪れるであろうワンチャンスをものにすることが重要だ。マドリーからゴールを奪うことが簡単でないことは日本の皆さんもよくご存知のはずだ」

　ポイントは地力で圧倒的に上であるレアル・マドリーの攻撃にひたすら耐え、鹿島がワンチャンスをいかに決められるかどうかで、鹿島にも勝利の芽があると見ているようだ。

---

●クラブW杯2016特集
●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集