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エース不在はここまで響くのか…大敗日体大、高井不在の穴埋められず

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日体大は背番号10のユニフォームとともに戦った

[12.18 全日本大学サッカー選手権(インカレ)決勝 日体大0-8筑波大 駒場]

 エースの不在はここまで響くのか。インカレ決勝を戦った日本体育大(関東3)は筑波大(関東2)に0-8で大敗。35年ぶりの悲願達成とはならなかった。

 今季の関東リーグ1部得点王でもある背番号10はスタンドから声を枯らしていた。15日の準決勝の大阪体育大戦、MF高井和馬(4年=千葉SCユース)は終了間際にPKを与えた際のファウルでイエローカードを受けた。2回戦でもイエローカードを貰っていた高井は、決勝戦の出場停止が決定。直後に決勝点を突き刺し、チームを決勝へと導いていたエースだが、試合後は涙を流して悔しがった。

 決勝までの3日間は練習の雰囲気作りなど、積極的な声出しでチームを盛り上げてきたという。「当日は声を枯らして応援するだけだった。それを全うしようと思いました」。しかしチームは大敗。それでも最後まで諦めずにピッチを駆け回った仲間に、エースは「よくやったと思います。お疲れ様と言いたい」と感謝を示していた。

(取材・文 児玉幸洋)

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