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レアルの補強禁止処分軽減、13歳中井君の存在が影響?母親の証言が考慮か

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補強禁止処分が軽減されたレアル

 レアル・マドリーは20日、FIFAから命じられていた補強禁止処分が軽減されたことを発表した。それに一役買っていたのは13歳の中井卓大君の存在だったとスペイン『ABC』が報じている。

 レアルは今年1月に18歳未満の外国人選手登録に関する規定を違反したとして、FIFAから補強禁止処分を科せられていた。対象となっていたのは今冬・来夏の移籍市場。だが、クラブはこの決定に異議を唱え、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴を行っていた。

 18歳未満の選手の国際移籍を制限する規則では、移籍先のクラブが拠を置く土地に、子供の移籍を目的とした移住は認められていない。FIFAはR・マドリーが、当時9歳の中井君を家族から引き離してマドリードに連れてきたとみなし、その規則に違反したとみなしていた。

 しかしながら中井君の母親はCASに対して、自身が数年前に離婚をしていること、そしてマドリードに居住権を得た後に息子をスペインへ連れてきたことを証言。これによって、FIFAがR・マドリーに処分を下した理由の一つが覆されることになった。

 『ABC』によれば、R・マドリー側はCASが処分軽減の判決を下した一因に、中井君の母親の証言があったと考えているという。

 来夏まで移籍市場での活動が禁止されていたレアル・マドリー。そんな白い巨人を救ったのは13歳の中井君であったと言うこともできるようだ。

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