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[MOM1978]福岡U-18FW崎村祐丞(3年)_3年間の積み重ね表現し、いざトップチームへ

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アビスパ福岡U-18FW崎村祐丞

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.18 高円宮杯プレミアリーグ参入戦2回戦 福岡U-18 3-0 広島皆実高 広島広域公園第一球技場]

 U-18チームの大黒柱は役割を終えて、Jの世界へ飛び込む。アビスパ福岡U-18のFW崎村祐丞はプレミアリーグ昇格を懸けた参入戦2回戦で自ら獲得したPKを決めて1得点。試合後には「一年間、ここで勝つことをずっと目標にやってきたので、ホッとした気持ちと同時に嬉しい気持ちでいっぱいです」と微笑んだ。

 1回戦から中1日で迎えた決戦。前のめりになるほど気持ちが入っていた一方で、身体は思うように動かなかったのだという。「身体重くて、もうちょっと収めて後ろの押し上げをしたかったんですけど、あんまり収められなくて申し訳なかった」。それでも、ボールが入ると、一段回上の落ち着き。DFをいなしてボールキープ、パス出しをしたほか、前方にスペースがあれば鋭いドリブルで駆け上がった。

 1-0の後半13分には味方GK佐藤幹太のキックを頭でDFライン背後のスペースへ落としてFW北島祐二のゴールを演出。そして39分には左サイドを北島とのパス交換で攻略する。センターライン付近でパスを受けた崎村はタッチライン際から追い越した北島にパス。すると、北島を追い越す形で一気にPAまでへ走り込んだ崎村は北島からのリターンパスを受けてクロスへ持ち込む。

 その際にファウルを受けてPKを獲得。「自分自身、このチームのエースという自覚はありますし、ゴールに繋がるプレーが得意のプレー。あそこに動いたことがPKを生んだと思いますし、自分が3年間積み上げたものがああいう形で自分にチャンスに繋がったと思います」と振り返った10番は積み上げてきたもので得たこのPKを右足で決めて3-0とし、プレミアリーグ昇格に大きく貢献した。

 今年はトップチーム昇格のために努力を続けてきた。2月にトップチームのキャンプに参加。「まだまだやれないことが多くてプロになるってことを考えた時にフィジカル的にも、走力の面もまだまだ足りないと言われてきたので、この一年間は心掛けてきました」。課題を克服するために、オフの時間も走る時間に費やし、フィジカルメニューでも常に先頭を走り、設定タイムを切るよりも自分の限界に挑んできた。そして目に見えて出てきた成果。「自分自身ではまだまだだと思っているんですけど、周りから『身体大きくなったね』とか、『運動量多くなったね』と言われている」。

 だが、来年、プロで戦うためにはまだまだ足りない。先を行くライバルに追いつき、追い越すためにも満足することはない。中学時代からともに将来を嘱望されてきた同期のMF冨安健洋はすでにU-18チームを卒業して今季トップチームの主軸に。U-19日本代表では最終ラインの柱としてアジア制覇にも貢献した。「一緒に頑張ってきた仲間が先にデビューして活躍しているということで悔しい気持ちしかなかったですし、負けたくないという気持ちがあって自分自身ここまでやって来れたと思っているので、タケ(冨安)にはある意味感謝している部分があるかなと思います」。来季、冨安と同じプロのステージに立つ崎村はライバルに「負けない」という気持ちを持って壁を乗り越えていく。

 プロ1年目の目標は7ゴール。「今までやってきたこととガラリと変わると思うんですけど、動き出しだったり、ドリブルの突破力が自分の持ち味だと思っているんで、そこをもっともっと伸ばしてプロでコンスタントに試合に出たいという気持ちと、ゴール数も金森(健志)選手の(高卒1年目の)6ゴールを越えられるように、7ゴールを目指して頑張りたいと思います」。U-18チームでの最終戦は会心の勝利。来年は、3年間積み上げたものを表現したこの日のパフォーマンスよりももっと、もっと成長した姿を披露し、Jのゴールを破る。

(取材・文 吉田太郎)
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